友達に掛け軸を見せていただき、鳥が沢山描かれ素敵だと思い譲ってもらった。
その後で箱を見ると「田崎草雲筆 深山群鳥図」とある。
和紙の封筒が入っていた。美しい字。
名のある人のようで、足利市に美術館がある。明治時代に描かれたものか。
画家の系図も入っていた。
絵の説明も添えられている。
「昭和壬戌(みずのえいぬ)」は1982年、「皐月上浣」は5月上旬か。
「羽黒洞誌」は羽黒洞が記すということか。「羽黒洞」って何だろう。
ウィキペディアに「東京都文京区にある画廊」とある。
友達はそこで買ったのだろうか。
この鳥はスズメともツバメともちょっと違うと思い、鳥が好きな友達に聞いてみたら「カササギ」と即答した。
かつては佐賀県にしかいなかったが、近年分布を拡大し、北海道の一部でも見られるという。
佐賀県のホームページに「『カチカチ』という鳴声から、佐賀ではカチガラスとも呼ばれ、県民の方々に親しまれています」とある。名前は「サギ」だが、スズメ目「カラス」科だという。
縁起の良い鳥で、インターネットで調べると、縁起担ぎのようなカササギの掛け軸などが見つかった。
闘病中の母に縁起の良さが及べばと思う。
大きな掛け軸で、絵の部分だけで115×50㎝ある。全長は190㎝を超えており、壁に掛ける場所がないので天井から吊るして眺めている。
防虫剤が入っていたせいか、カビなどは見当たらず、綺麗な掛け軸だと思う。
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