雨を楽しむ 4月26日

DIY・手作り

久しぶりの本降りの雨。朝一番、庭に出る。

よその庭に見て欲しくなり植えたチェリーセージ・ホットリップスは、4年目を迎え咲き誇っている。

巨峰はどうだろう。知らぬ間に花を咲かせる準備に入っているではないか。数えるまでもなく、明らかに昨年よりもたくさんある。今年はきちんと管理して、初秋の味覚を楽しみに待とう。

こういう日は虫が雨宿りをしているので探してみる。う~ん…ツマグロキンバエかぁ。スルガエレガントにもピラカンサにもいる。眼の模様が美しい。

お、いたいた。紫陽花の葉にチビスカシノメイガ。怖い顔してるけど、私はだまされないよ。ちょっと写真撮らせてもらいます。

スルガエレガントやキンカンにアゲハの幼虫を探したが見つからず、クチナシにツマグロヒョウモンの幼虫はいなかった。鳥が幼虫の居場所をすっかり承知し、食べてしまったのだろう。ちょっと淋しい。

コクワガタ蛹化

昨夜、コクワガタの幼虫が飼育ケース外側から見えたので、虫の先生に報告したところ、蛹室を作る段階に入っているので成虫とケースを別にするよう言われた。そうだ、成虫が潜って蛹室を破壊しないようにしなければいけない。

虫とはいえ命に係わる問題なので、対応を急いだ。7匹を新しいケースに移したが、まだいるかもしれない。夜、餌を食べに出てきたときが捕獲するチャンスだ。(夜5匹を捕獲して移した)

シンジュサンのカリンバ

器具の位置を決め、ネジ穴を開けようとしたら、見事に割れてしまった。木材の繊維が強固な隊列をなし、意地でもそれを崩さない意思のようなものを感じた。

エンジュの木は中国原産で、日本でも縁起の良い木として材が使われているようだが、それが真っ二つに。今日は不吉な日だ。気をつけなくてはいけない。

後から思えば、ネジを取り付ける際にクランプで固定しておくべきだったと反省。木工ボンドで接合し、クランプで半日固定して、再度ネジを取り付け割れないのを確認した。隙間に漆を流し込んでから、全体に生漆を塗った。漆風呂に1日入れる。

Martin D-28

カリンバが割れたことにより予定が狂ってしまったため、ギターを取り出した。

押尾コータロー「HARD RAIN」。今日の天候にぴったりの曲だ。ボディを叩いたり、12フレットや19フレットを叩いてハーモニクスを鳴らす景気のいい曲だ。

始めて手にしたマーチンがこれで、千葉に出張した時に3年のローンで買ってしまった。

私の最初のギターはモーリス。中学生の時に父に買ってもらい、その後ガタが来て自分でリペアしたがついに使用に耐えなくなり、別のギターを使っていた。マーチンの名前は知っていたけれど、なぜ人はそのような高価なギターを使うのか全く理解できず40年以上が経っていた。おそらく音はいいに違いない。しかしメンテナンスが大変で、結局は維持にお金がかかる、お金に余裕がある人が使う厄介なギターだと思っていた。

それが、千葉の楽器店で試奏した時に、「そうか、この音なのか」と感動し、無金利ローンということもあり、購入を決断した。

それから3年が経ち、やはりリペアが必要になってくると、ガッカリした。市内に有名なリペアマンがいるのに全国から注文が殺到して予約すらできない状況である。マーチンって、売りっぱなしじゃないか。もうマーチンは買わない。

ちょうどそこに、県庁所在地の楽器店から、クロサワ楽器のリペアマンが来るので相談したらどうかと案内された。このギターの故障は、弦が振動した際にフレットにあたりビビること。ネックが逆ぞりしている。最悪だ。多少費用がかかっても修理しようと決意して相談会に出かけて行った。

ところが、リペアマンが言うには、ビビり音は弦がフレットに接触して鳴っているわけではない。サウンドホール内のピックアップシステムの配線の接着がボディから剥がれ、そこに共鳴してしまっているとのこと。ネックはむしろわずかな順ぞりである。へぇ~、そんなことがあるんだと驚いたが、このことは、その後、カリンバを作る際の参考にしたいと思った。

マーチンは年数を経ることで木が乾燥し、音が良くなっていくらしい。まだ実感はないが、ボディの色が白から飴色に変わってきたことで、少しずつその日が近づいているのがわかる。

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