帰りの電車の時刻まで1時間以上ある。大井川鐡道は災害復旧工事で一部区間が不通になっている(バスで輸送しているようだ)。家山-川根温泉笹間渡間が10月に復旧したのをニュースで知ったが、念のため駅員に次の電車の時刻を確認しておく。
通院のため家山に来たという人の勧めで「野守の池」まで歩いてみることにした。
野守の池には行ったことがあるが、駅との距離感がつかめず、グーグルマップで調べると片道12分とあった。ちょうどいい時間だ。
駅前の道を真っすぐに進む。左側には市役所の川根支所がある。
交差点も真っすぐに進む。
突き当りを左折する。
緩やかな坂道を登っていく。
伏見稲荷の小さな鳥居。
道は緩く右に曲がっている。
天王山公園。
石碑を掃除している人がいる。他にはバイクツーリングで休憩している人が一人。
沢山の古墳が出土した場所らしい。
坂を下って町に出る。児童館があった。ここには仕事で通っていた頃がある。
野守の池に到着。トイレを済ませておく。
池の水面に蓮が群生。1周する時間はない。記念写真を撮ったりして時間を過ごす。
来た道を戻る。
コミスジだろうか。やはり一眼レフを持ってくるべきだった。
家山の商店街。営業している店が少なくなってきた。
駅に向かう道の歩道に遊具。珍しい。
駅に到着。
懐かしいポストがある木造の駅舎。落ち着くなぁ。
切符を買う。2区間6分の乗車で150円。
切符は「記念に欲しい」と言えば持ち帰らせてくれる。
待合室の展示。
駅舎は映画のロケーションでも使われるようだ。
妻は本棚から1冊を手に取り、静かに読んでいる。
私は先ほど話をした人に「野守の池まで行ってきました」と報告をして、色々な話を聞かせていただく。
電車の時刻まで残り3分になったところで、ホームに入らせてもらえた。
すぐに普通電車がやってきた。
30人近くが電車を降りてきた。外国人が10人程。川根地区には外国人、外国人アーティストが移住しているのは知っていたが、大きなキャリーバッグを引いた外国人が何人もいることに驚いた。
車内に入ってみると今風の新しい電車だった。
6分の乗車はあっという間。下車して電車の写真を撮っておく。
川根温泉笹間渡駅舎。ここは無人駅だが、休日にはカフェが営業しているようだ。
車を止めた川根温泉まで徒歩5分とある。
カフェのテーブルと椅子がある。
通り過ぎたらアサギマダラが1頭、フジバカマの蜜を吸っていた。ここのフジバカマもまだ全開ではなさそうだ。先週は吉田公園でフジバカマの蕾を見たが、アサギマダラの群れが到来するのはもう少し後のようだ。
線路沿いにあと少し歩けば川根温泉だ。
徒歩5分とあったけれど、3分くらいで着いてしまった感じがした。
川根温泉に到着・入館。ホッとし過ぎて写真を撮り忘れてしまった。
1人520円。
コロナ前に来て以来だが、駐車場の車の台数の少なさに驚いた。平日でもそこそこの駐車があり、施設前の駐車場だけでは入りきらず、線路の下を潜った先の駐車場に止めたこともあった。
この温泉は施設が広いので、駐車場が満車状態でも、男湯、女湯、プール、食堂などに人が分散して、それほどまでの混雑感がないのが良いところだが、駐車場がこんなにガラガラだと、施設内はかなり空いているのではないかと思った。
それはともかくとして、昼になったのでまずは腹ごしらえとする。
妻が鮪スタミナ丼を選ぶ。私もそれが良かったが、同じでは面白くない、2種類食べたいと思いカツ丼にした。鮪スタミナ丼はやはり美味しかった。
妻にカツ丼を食べるか尋ねたら「要らない」と一言。
浴場は予想以上に人が少なかった。露天風呂に8人、内湯に4人。妻に聞くと、女湯はその半分程度だったという。昼時なので食堂が混雑していたかと言えばそうでもない。空席が目立っていた。
ヌルヌルした泉質で好きな温泉なので末永く営業してほしいと思うが、心配になってしまった。
かつての温泉ブームで多くの町で温泉を掘削して今日に至っているが、おそらく設備も老朽化し、その改修費用は莫大になるだろうから、今後経営はますます厳しくなるのではないか。
全国的に名が知られ、温泉施設などが集積しているところは別として、単独施設で日々多数集客するのはかなり困難ではないかと思った。人口減少を外国人観光客がカバーしてくれるのだろうか。
そんなことを考えながら帰路に就いた。
運動するといつも以上にビールを飲みたくなる。飲むのは17時以降にしようと決めており、時計をみると1時間30分以上もあるではないか。
1時間30分という中途半端な時間何をするか、ごろりと横になって考えていると、妻がドングリをポケットから出した。歩いていて目に飛び込んできたとのこと。確かに綺麗なドングリだ。植えようか飾りにしようか…1時間30分も考えれば答えはでるだろうと思った。
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