川根温泉の駐車場に車を止め、家山まで歩くことにした。大井川鐡道の駅でいうと「川根温泉笹間渡駅」から「家山駅」までの2区間になる。下り1時間のウォーキングである。
幹線道路を避け川沿いの土手を歩きたい。日帰り温泉施設の裏(大井川)側にまわる。
振り返ると大井川鐡道の線路橋が見える。
裏側からみた「川根温泉ふれあいの泉」。この温泉には10回以上来ているが、こちら側から見たのは初めて。
施設から流れ出る水に手を入れて見ると温かい。温泉水だ。
日帰り温泉の隣にはホテルがある。このホテルで日帰り入浴することもできる。
水量が少ない大井川。寂しい感じがする。
土手は途中で終わっていて、「村の市」のところで道路に上がらざるを得ない。
幹線道路には歩道があるが、交通量が多く、工事車両などが高速ですぐそばを通る際は恐怖を感じる。
トイレがあったので済ませておく。
「ふる里茶屋」が開店する10時までにはまだ時間がある。
再び幹線道路を下っていく。
大空を優雅に舞う鳥をしばし眺める。後で友達に確認したところ「トビ」らしい。
コンパクトカメラで撮影したが、この時だけは望遠レンズを持ってくればよかったと後悔。
「SLの見える丘公園」…といっても車3台分くらいの広さ。
SLを見たければ、大井川鐡道のSLの「抜里駅」-「川根温泉笹間渡」の時刻を調べておけばよい。
沢山のカメラマンを見かけたことがあるから、季節によっては車を止められない可能性がある。
実際の風景。望遠レンズがないとSLを大きく撮ることは難しそう。
そんなことを考えていると妻が100メートルも先に行ってしまう。妻を追いかけるのは私の人生そのもののような気がして慌てて距離を縮めようとするが、頭上には首にかかりそうな枝があり油断はできない。
あれ、歩道が終わっている。歩道が無い幹線道路を歩くのは危険なため、右側の道路を進む。
さらに分岐があり右の道路を進む。
再び川の土手に出られそうだ。階段を上がる。
細長い松ぼっくりを拾う。
橋が見えてきた。あの橋を右に渡ると目的地、家山の町だ。
郷愁を誘う野球のグラウンド。子どもの頃、町内会対抗の野球大会があった。ノーヒットノーランにされそうな試合で偶然、ヒットをセンター前に打った。つまっていたがホッとしたのもつかの間。1級上の先輩の監督が初級に盗塁のサインを出した。偶然成功した。するとまた直ぐに盗塁のサインを出した。これも偶然成功して3塁に進んだ。驚いたのはまた直ぐに盗塁のサイン。ホームスチールだ。当然失敗した。足が早くもない私に無謀な策で、忘れられない記憶である。
土手のどこを上がって橋に辿り着けるのか、早めに幹線道路に出ないといけないのか迷ったが、土手を行けるところまで行ってみることにした。
橋に上がる階段を発見。しかし草が生えて通行止め状態。
橋を潜るともう一つ階段があり、ここから橋に出られそうだ。
住宅街をぐるっと回り込んで橋に向かう。
橋に出られてホッとする。
来た道を振り返る。一番向こうの緑の山のふもとに大井川鐡道の線路橋が見える。
橋を渡り切る手前で見下ろすと、大井川鐡道の線路が走っていた。それに沿って道路がある。この道を行こう。
橋を渡ったら幹線道路に出ずに折り返す。
標識のところで折り返して下る。
線路沿いの道を家山駅に向かって歩く。
古い旅館があった。営業しているのだろうか。
駅までは真っすぐ。
家山駅に到着。
ちょうど1時間だった。
帰りの電車まで1時間以上ある。さてどうするか。水分補給して考えることにした。
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