日本酒堪能「卯木屋」

懐かしい時を求めて

母が入院している病院に洗濯物を届けた後、たまには外食をしようと、妻がネットで調べた「卯木屋(うつぎや)」の暖簾をくぐった。店の前の駐車場には5台程度止められる。

日替わり膳は鰈の煮つけに茶碗蒸し、サラダの小皿、漬物、自家製プリンなどがついて1,650円。鰈が肉厚でお得感あり。妻は2,200円の会席弁当を注文。

妻が「お酒飲んでいいよ」と言ったが、「まだやりたいことがあるからいいよ」といいつつお品書きを見ていたら、知らない日本酒がずらりと並んでいるではないか。何かぴ~んと来るものがあった。先客がいて待ち時間がありそうなので、グラス1杯60ml330円の「にいだしぜんしゅ」を注文。

う、これは美味しい。やはり福島の酒だ(郡山市)。

私は福島県、山形県の酒が好きだ。

料理が出来上がった。次の写真は妻の会席弁当。私の日替わり膳の写真は、空きっ腹にグラス1杯の酒でほろ酔いになってしまい撮り忘れてしまった。

料理が来たところで「鶴齢」60ml330円を注文。新潟県南魚沼市の酒である。

これまで新潟の酒は苦手なものが多かったが、これは全く違っていた。美味しい。

このあたりで板前さんがかなり日本酒に詳しい人だと確信した。

よし、もう一杯。「作」60ml550円は、三重県鈴鹿市の酒だ。さっぱりした味。もちろん美味しい。

最後にもう一杯。「千歳」60ml660円は、兵庫県丹波市の酒。水のようにさっぱりしていて美味しい。

4種を飲んで、最初に飲んだ福島の酒に戻りたくなったが、今日は止めておいた。

右二つはさっぱりしているが、少し雑味がある左二つの方が面白い味だと思った。

お品書きには書ききれない酒が40種類ほど冷蔵庫にあるというので帰りがけに確認した。これはすごい店に出逢ってしまった。

水曜定休で17時から営業しているという。掛川駅から徒歩10分。隠れ家的な料理屋ですっかり気に入った。

古伊万里の器なども惜しげもなく使っていて、美しい物へのこだわりが感じられた。

さて、次は誰と行こうか。

店の北側を流れる逆川

桜が咲く季節がよさそうだ。

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