樹齢450年の神木 6月28日

一人旅

藤枝市にある前島神社は駅から徒歩7分。樹齢450年のクスノキがあり、力をもらおうと出かけた。

カメラになかなか収まらず、ズルズルズルズル後ずさりしてやっとフレームに入った。

戦時中に爆撃機の標的になるからと幹を切っており、そのことがなければ樹高はもっとあったに違いない。

神木に体を寄せて力をいただいた。

神社の役員をされている方が親切に案内してくれた。

「エノキとクスが合体しているのが面白いから見てごらん」というので鳥居の近くに向かう。

こんなことになっている。距離をとらずに苗木を植えるとこうなるのだろうか。

「3本の木に囲まれたパワースポットがあるから立ってごらんよ。この前は、足が不自由な女性がそこに立ったと思ったら、突然泣き出したよ」

中心に立ち、心を無にする。

本堂の裏には、幹がv字に分かれたヒノキがある。

その横にトヨタのオープンカーが止められていた。

案内してくれた役員のトヨタMR2。17年前に買ったという。神社も維持が大変なため、敷地の一部を駐車場として貸し出し、代金を経費に充てているということだった。

車内、エンジンルームを見せていただく。若い頃から憧れているオープンカーだが、一度も乗らずに生涯を終えることになりそうだ。

手水舎(ちょうずや)はなんと色とりどりのことか。 

役員の奥様が自宅の花を浮かべているのだそうだ。「もう4年になるかなぁ」とのことで、またびっくり。

黄色の花はオクラかと思ったら、ハマボウだった。同じアオイ科だから似ていても不思議はないが、そっくりだ。

浮かべてある花がわかるよう、ホワイトボードに名前が記されている。四つ葉のクローバーも見せていただいた。

役員の方々は、境内の雑草を刈り花を植え、休憩できるベンチを設置し、毎日落ち葉拾いなどに足を運んでいる。地域のお年寄りや子どもたち、参拝者が境内で居心地よく過ごせるよう、様々な工夫・配慮が積み重ねられてきた。

鳥居の近くにナギの木があり、「葉を引っ張ってごらん」というので横にして左右に引っ張った。確かに切れない。切れないのは縁が切れないこと、縁起が良いことと捉え、ナギを神木としている神社がある。

初めて訪れた神社だが、なんだか深い縁ができたような気がしてきた。

10月7日の大祭の時に参拝し、御朱印をもらおうかな。

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