掛け軸をつくることにした。
友達から掛け軸を何本かもらったので勉強しようと、古布で掛け軸を作っている安河内眞美さんの本を読んだのがきっかけである。
10年程前、フリーマーケットで古い帯を買った。テーブルクロスにでもしようと思っていたがこれまで出番はなかった。この帯を使う。
軸は夾竹桃の枝。友達の植木屋が街中で剪定していたところ、樹上に向かって「捨てるようなら少しくれないか」とお願し、「毒があるから、きょーつけぇ~よ~」とくれたものである。
2年程屋外で乾燥させたから、猛毒もかなり弱くなっているのではないかと勝手に解釈。
木肌のブツブツが綺麗。
どれくらいの長さにするか迷ったが、欠けているところがあるので、そのあたりにする。
パーツを合わせ、こんな感じになるのかなとイメージ。赤い紐は、一昨日いただいた土産を結んであったもの。
はがきサイズの絵を飾る掛け軸。いつか自分の絵を飾りたいと思うが、それまではコレクションの絵葉書をと思った直後、妻のところに届いた年賀状がイメージぴったりなので、それを飾ることにした。
軸に紐を通すための穴を開ける。
布を手縫いして、軸を通す穴をつくる。
マスキングテープで葉書の四隅に印をつける。
四隅の糸で葉書をとめるようにした。
樹液が外に出ることが無いよう、樹皮が剥がれることがないよう、夾竹桃に漆を塗った。
軸は長めにして、夾竹桃の木肌の模様も楽しめるようにした。
年賀状の差出人に写真を送ったら喜んでいた。よかった。
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