カワウのカリンバについて、漆を塗る前の段階までを、6月9日のブログに書いた。
その後、漆を塗り、キーを取り付けて完成したのでここに記しておく。
生漆や生漆に砥粉・米糊を混ぜたハチ錆漆で下地をつくった後、呂色漆を塗り、耐水ペーパーで研いで拭き漆を繰り返し、胴摺粉や呂色粉で研いで拭き漆を繰り返すことをした。漆の工程の詳細については、別のブログに記している。
今回のテーマは、漆を塗ることよりも、「カリンバの構造を変えることにより音が良くなるか」であった。
金具を取り付けるために、天板の裏側に木を貼って厚みを出す。
今回も、この部分は最低限度の大きさにとどめた。
その方が天板の振動を妨げないからと考えたからである。
漆を塗って研ぐことを繰り返すと、それなりの艶が出てくる。
拭き漆は仕上げを含め、7回しか行っていないが、歴史的な作品や芸術的な作品などは数十回などは当たり前で、数百回、数千回などというのもあるから驚く。
金属に手の油がつかないよう、手袋をして取り付ける。枕木にキーを乗せていく。
キーを枕木に乗せ終わったら、2つの枕木の幅を狭めていく。傷がつかないように布をあて、クランプを締めていく。
私が購入した市販のカリンバは1.3㎜で、そこを目安にしているが、今回はスムーズに1.0㎜まで狭まった。
チューナーを使って音合わせをする。
完成した。
では今回のテーマの「音」はどうか。
残念ながら1枚板のカリンバには及ばない。振動の伝わりが良くない。
裏側に貼った木は小さくするのではなく、底板に接着するほどの大きさにした方が振動が効率よく伝わるのではないか。
サウンドホール型のカリンバはこれで3つ目だが、市販のものに負けてしまっている。目下0勝3負…
コメント
はじめまして。とても素敵なブログでほっこり癒されます。マリンバを手作りできるなんて…….いろいろ勉強になります。素敵なマリンバです!
つたないブログを見ていただきありがとうございます。
カリンバは器具を取り寄せれば、あとはネジで取り付けるだけなので、誰にでも簡単にできる楽器です。
何に取り付けるかは人それぞれで音も違うので、そこが面白いところかなと思っています。
是非、自分だけの世界に一つだけのカリンバを作ってみてください。
そして色々と教えてください。私、失敗ばかりしていますので。
すいませんカリンバでしたか!!間違えてしまってすいませんでした。自分だけのオリジナルを作れるんですね!!私も参考にさせていただきいつかチャレンジしてみたいです。
はい 弾くオルゴールといった感じのカリンバ
是非世界に一つのオリジナルカリンバを作ってみてください