娘3人、孫娘4人。いつの間にか女だらけになっていた。
娘たちが小さい頃、登戸の妻の妹の家に遊びに行くと、そこにも娘2人がいて所在ないことがあった。妻に「どこかで時間潰してきたら」と言われ、多摩川沿いを2時間もジョギングしたことがあった。
娘たちが独立したので、日頃そのようなことはなくなったが、娘たちは母親がいる実家によく集まってくる。
昨日もふと気がつくと、女7人に取り囲まれていた。危険はない。
娘の子たちに別の娘がピアノを教える日で、私はプロ野球中継を見ていたが、配慮してテレビのボリュームを最小にした。解説者は掛布だったが、何を言っているのか半分以上わからない。その時間が過ぎ去るのをじっと待つ。必然的に酒を飲むペースが速くなる。
それより少し前…テレビの前では義母が相撲中継を見て、その隣で孫が化粧をして遊んでいる。「まぶたに付けるのは止めなさい!」「目がつぶれるよ!」などと言っているが、そもそも、おもちゃの化粧セットを買ったのは誰なのか?と言いたくなる。じっと我慢。
孫たちが成長するにつれ、娘も妻も妻の母も、自分とは別の生き物のように感じるようになった。不用意な発言をしたりすると手痛い目に合う。世の中、黙っているのが利口であることが、やっとわかってきた。
仕事を辞め日々直接話をするのは家族以外になくなったが、その場も縮小しつつあり、何年もこういう状況が続くとコミュニケーションの取り方がますます下手になってしまうに違いない。使っていない器官は衰えるから、発声器官やそれを司る脳の劣化が危ぶまれる。
大変なことになったと思う。
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