庭で色々な幼虫を見つけて嬉しくなりました。
コスズメ幼虫
巨峰の袋掛けをしていたら、何か柔らかいものに触れた感じがしたので確認すると、コスズメの幼虫でした。
緑から茶色に変わっていくというものではないらしく、終齢幼虫に茶色と緑がいるようです。計3匹見つけたので、1匹を飼育ケースの中に移しました。
その1匹に遊んでもらいました。
尾角(びかく)が何とも可愛らしく、吸盤が指に吸い付く感じもなかなかのものです。
1日に葉を1枚食べるので、巨峰に甘味が増すか心配ですが、まぁ今年は大目にみましょう。
大人になるとこんな蛾になります。渋い色をしているでしょう。戦闘機のようなフォルム。蛹になり羽化するのが楽しみです。
横から見ると、目が大きいのがわかります。カーキ色の目も美しい。
オオスカシバ幼虫
オオスカシバの幼虫をクチナシの葉に見つけ飼育していましたが、葉が乾燥気味で幼虫は栄養不足のようでした。可愛そうなので、フレッシュな葉を食べられるよう、庭のクチナシの葉に戻しました。
大人になると、こんな蛾になります。可愛い顔をしているでしょう。
ツマグロヒョウモン幼虫
先日母が殺虫剤をまき、ツマグロヒョウモンの幼虫を沢山殺してしまいました。母が植えたパンジーゆえ、憎しみが湧いても致し方無いのですが、今回は見逃してくださいと懇願しました。
ツマグロヒョウモンの蛹は透明の膜から中身が見え、メタリックに光ります。最初の頃は、もしかしたら希少金属が採取できるのではないかと思ったりしましたが、抜け殻を見ると透明の膜であることが判明してがっかりしました。
ツマグロヒョウモンは大好きな蝶です。夕方羽化した成虫を室内で見失い、夜中に私の顔の上を歩いていて、こそばゆくて目が覚めたこともありました。可愛いものです。
メスがまた美しい。オスメスともに庭で羽化し、どこかでパートナーを見つけてメスが庭のパンジーに卵を産み付ける循環ができています。
庭に色々な蝶が舞うのはとても平和な感じがします。
今でこそ幼虫・いも虫を可愛いと思えるようになりましたが、コロナ前は小さな蛾が目の前で羽ばたくだけで、黄色い声を出して逃げ回っていました。変われば変わるものです。
大人になると昆虫との距離ができ、苦手になってしまう人が多いのではないかと思いますが、ちょっとしたことで元通りどころか、それ以上に親しくなれます。
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