以前から革細工を覚えたいと思っていた。
母の友達が教えてくれるというので月に2回程お願いした。
折りたたみキーボードを持ち運びするバッグを作ってみる。
新聞折込の広告チラシで型紙を作り、革にあてて線を引き、輪郭を5㎜ほど広げてカッターで切る。
鋤のように三本の突起がある金具で糸を通す穴を開けていく。
革専用の糸を蝋引きして糸と布の摩擦を小さくする。
針2本を使って縫い合わせる。
内側は外側よりも少しだけ小さく作る。
ほんとうはミシンで縫えばいいのだけれど、ミシンの使い方を知らないので手縫いする。
裁縫の世界。
大きさはだいたい合っている。
内側にポケットをつけることにした。ポケットの上の縁に別の布を縫い付ける。
スマホとちょっとした縦長のものが入る。
内布を速乾ボンドで貼りつけて動かないようにする。
外側の革を内側に折り込み、ゴム糊で動かないようにする。ゴム糊は何度でも剥したり接着したりすることができるので便利。一時的な固定として使う。
ゴムの厚板を下敷きにして穴を開ける。
穴と穴の間隔を1㎝で試してみたが、細かすぎてごちゃごちゃした感じがしたので1.5㎝にした。
2色の革の紐を穴に通していく。
手提げ部分の革を内側から縫い付ける。手縫いにしては綺麗にできた。
先生は三味線も教えていて、以前、壊れた糸巻きを何かに使おうと思い、いただいておいた。象牙の出番だ。
貝を切断するときに使う目の細かい糸鋸をつかって切断。
ドリルで穴をあける。
革紐を通す穴をバッグに開けてから、象牙をボンドで接着し、革紐を穴に通して長さを調整する。
反対側に引っかけて、バッグの口が閉じるようにする。革紐の長さは後からでも調整できるようにしておいた。
内側はこんな感じ。
出来上がり。
キーボードを入れてもいいけれど、普段使いでもいい。でもそれにはちょっと横に長すぎるかな…。
革は事前に穴を開けておかないと針が通らないので、穴を金具で開けるのが主要な作業の一つになる。
全て手縫いで苦労したけれど、壊れても自分で修理できるのがいい。何よりも、自分でつくったものを自分で使うのは気分がいい。
システム手帳、ペンケース、iPadminiを入れて横幅いっぱいになりました。
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