新聞記事の整理 10月15日

懐かしい時を求めて

関心ある分野や面白い新聞記事があると切り取って保存している。

東京新聞、静岡新聞、日経新聞が中心だが、日経新聞は数年前に購読を取りやめた。

ファイルしてテプラのタイトルを貼り、本棚や引き出しに保管しているが、新聞記事が溢れてファイルに入りきらず、そのファイルも増え過ぎて本棚や引き出しに入らなくなってしまった。

再度記事にざっと目を通し、取捨選択して、2日がかりでやっと半分以下の分量にした。

私の関心は散漫にあちこちに及んでいるが、残り少ない時間の中で本当に必要な情報だけを残すこととし、ファイルのタイトルを再考した。整理することで自分の関心がどこあるのか明確になり良かった。

行ってみたいと思ったら、記事をファイルしている。地方別にし、住んでいる静岡県と学生時代を過ごした東京都はそれぞれ個別のファイルに分けている。東京の何気ない風景写真に学生時代の幸せだった時間が蘇ることがある。

芸術

工芸

一番興味がある分野。曲げわっぱ、漆、螺鈿、こけし、べっ甲細工、銅器、扇子、陶芸、染織、ピサンキ…創作家具を作っている業者のチラシも大切に保存している。時折作品の写真を見ては、自身に刺激を与えている。

手づくり雑貨

消しゴムはんこ、デコパージュ、自家製本のみならず、手づくり石鹸、手づくり靴に関するものまでファイルしている。

美術

美しい絵、デザイン、彫刻の写真をファイルしている。

東京新聞掲載の「ポスターが語る戦前の東京」「江口寿史~現代日本の美人画家」、立川在住の赤川政由の胴人形、静岡新聞掲載の「美と快と 県内館 収蔵品物語シリーズ」の、ねむの木学園の山下由美子のアクリル画、バンクシー作品などで、ファイルは分厚くなっている。

また、コーヒーを絵の具代わりにしてジャズの巨人を描く竹村洋子の絵は、何度見てもため息が出ほど素晴らしい(東京新聞)。

イラスト

東京新聞「なかだえりの あっぱれ!銭湯」のイラストが好きで切り取りを始めたが、少しして連載が終わってしまい、今は本田葉子の「おしゃれのレシピ」を切り抜いている。

いつかこんなイラストが描けたらいいなと思いながらも、最近は描くことがなくなり眺めているだけである。

漫画

水木しげる、赤塚不二夫、松本零士、中沢啓治などの漫画家に関するもの以外に、妖怪や河童に関する記事もファイルしている。

音楽

エリック・サティや三浦環、ふきのとうに関する記事、オペラの魅力を解説した記事や、ちくわで笛を作っている人の記事などもファイルしている。

日経新聞の「アナログレコードをもう一度」は情報が古いが、いつか役に立ちそうな気がして捨てられない。

マーチンクラブ

マーチンクラブからの便りやマーチンのギターの取扱説明書などをファイルしている。

文学

日本文学

興味ある分野だからかなりぶ厚いファイルになっている。

文学者は「生誕○○○年」「没後○○○年」といった記事で紹介されることが多い。

最初のページは石牟礼道子だ。私などにはとても理解しきれないが、彼女は草木などの生物にとどまらず、海や風や光といった無生物とすら境界が明確でなく、そういうところから言葉を発している人だ。世界文学全集に編まれるのも当然だと思う。

その次が瀬戸内寂聴。奔放な生き方に共感。

太宰治は全集を読むくらい好きだが、最近アメリカで異例のブームだという。太宰治論を上梓した人の記事も面白い。

宮沢賢治も全集を持っている。日経新聞「宮沢賢治と浮世絵」が面白い。

2022年は石垣りんの生誕100年の年だったのかとか、内田百閒の貧乏生活をユーモアに変えてしまうところが面白いとか、永山元死刑囚の遺品が故郷の網走に託された記事を読んで再読しようとか、楽しみながら整理することができた。

古典文学

万葉集や方丈記、平家物語や六歌仙についての基礎知識が得られる記事をファイル。日経新聞「文学周遊615」では、僧・俊寛が配流された鹿児島県・喜界島が大きな写真付きで紹介されている。

国文学研究資料館が奈良時代後期から江戸時代末までの和書の画像をネットで公開して6年近くが経過したが、面白い画像を見つけて手製のカレンダーを作ったこともあり、懐かしく記事を再読した。

外国文学

2019年はサリンジャー生誕100年で、著書の紹介を見て再読した。フィッツジェラルドの遺作「最後の大君」を村上春樹が翻訳した記事で、読み忘れに気がついた。

「赤毛のアン」初の全文訳の記事…途中までしか読んでいなかった。

「今こそロシア文学を再読しよう」といった記事は最近何回か目にしている。ドストエフスキーが面白いと思う。

哲学者の内山節の論説が好きで切り抜きを始めたが、その他にも「なかなか良いこというな」と思った人の論説、対談をファイルしている。その後、内山節の論説は量が増え、それだけで1冊のファイルになった。

歴史

日本史

「先史」から「明治以降」までを時代区分して1冊のファイルにしている。

「昭和」「平成以降」は、それぞれ別のファイルに。

「歴史上の人物」ファイルには、野村克也や東京新聞連載の「麗人科学者 八重子の日記」がある。

「キリスト教」ファイルには、隠れキリシタンに関する記事がある。遠藤周作の本で感心を持った。

「戦争」に関する記事は終戦記念日頃になると集中して掲載される。忘れてはいけないと時折ファイルを開いている。

世界史

ホロコースト、アウシュビッツ、杉原千畝に関する記事。南北戦争や聖都エルサレム、トロイア戦争に関する基礎知識が得られる資料をファイルしている。

科学

科学(全般)、宇宙、地学、気象学、生物(全般)、植物事典、昆虫、鳥といったファイルを設けている。書籍より一歩手前の基礎知識を得るための情報である。

植物事典というのは、植物の名前順に、記事だけでなく栽培方法にかんする情報をも加え、疑問が生じたときに事典のように使えるようにしたものである。

遊び

自然遊び

静岡新聞に連載された山田辰美の「もっと自然遊び」を集めたもの。孫と遊ぶために覚えておきたい情報が満載で、そのいくつかを実践すれば、孫から尊敬の眼差しを向けられること間違いなしである。

アウトドア

釣りや山歩き、山登りやサイクリングに関する記事をファイルしている。

スポーツ

ジョギングの心得やシューズの選び方といった実用的な記事と、スポーツの歴史に関する記事をファイルしている。

健康

病気の対処方法や予防に関する記事を集めているが、記事の順番を、頭部から足先へと下っていくようにした。

頭髪に関する記事が沢山あったが、最近は発酵大豆を食べているせいか、それほど必要としなくなり、ほとんどを処分した。

めまいや片頭痛、眼、唇、歯、喉の病気、嚥下改善、五十肩の治し方、体幹の鍛え方など、病気になったら助けになりそうな記事だ。そうならないよう、予防に関する記事を実践していこうとあらためて思ったところである。

その他

酒料理方法、レシピの記事は、後日別途整理する必要がある。

毎日料理するようになり半年が経過したが、他の記事を一気に追い越すスピードで増え続けている。

どういう分類をしようか。整理整頓は、まずは分類・仕分けすることだと思っている。

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