虫の先生が昨夜仕事中に捕まえたシロスジコガネをいただいた。街の灯火にやってきたらしい。
幼虫は松の根を食べ、成虫は松類の葉を食べるようだ。昆虫ゼリーを与えてみたが見向きもしない。(翌日確認したら、少しだけかじったような跡があった)
調べてみると、海岸の開発、松枯れ、松くい虫殺虫剤散布などで個体数は減少しており、絶滅危惧種に指定している地域もある。
体を掴もうとすると、カミキリムシのようにキュッキュッと鳴く。いけないことをしている気持ちになる。
指に乗せて写真を撮ったりしていたら2時間も経っていた。こんなことをしている閑人ではないのに…可愛い。
シロスジコガネ <追記 7月2日>
再びシロスジコガネをいただいたので、鳴き声がどのような音程なのか確認したかったが、チューナーが音を拾うことはできなかった。短いけれど鳴き声のみお聞きください。
ウスキツバメエダシャク
今朝は食事をしていたら、庭にモンシロチョウの姿…と思ったら違った。網戸に止まったのでカメラを持って庭に飛び出した。「新版 昆虫検索図鑑1600」で調べる。ウスキツバメエダシャクだろうか。
虫と遊んでいたら、庭で撮った虫の写真があることを思い出した。小さな庭にも虫はたくさんいるし、色々やってきては楽しませてくれる。植物に虫が集まり、花や実や虫に鳥が集まる。
サトクダマキモドキ
時々見かける虫だ。サトクダマキモドキの幼虫だろうか。ツユムシの幼虫と成虫は、イモムシとチョウ程には変わらないので、幼虫を成虫だと思い込んで調べるとなかなかヒットしない。「バッタ・コオロギ・キリギリス生態図鑑」にさえ、幼虫は載っていなかったため、グーグルで画像検索するしかなかった。グーグルで検索しておおよそのあたりをつけ、図鑑で確認するのがいいと思う。
ハリカメムシ
「新版 昆虫検索図鑑1600」では、ハリカメムシとホソハリカメムシの違いがよくわからない。大きさが10~12㎜と9~11㎜の違いがあるようだが、素人には誤算の範囲内だ。写真にも明確な違いは見つからず、正直よくわからない。
そこで「日本原色カメムシ図鑑」を紐解いてみた。う~ん流石に違いが詳しく書かれている。「ハリカメムシはホソハリカメムシに似ているが、体が幅広く色が濃い。触覚第1節の外側に1黒条があるので容易に識別できる」とある。なるほど、そうだったのか! 写真に老眼を近づけて見る…が、さっぱりわからない。素人には難しい。カメムシも幼虫と成虫で模様が変わるので、そこを意識しながら調べないといけない。カメムシには綺麗な模様のものがたくさんいる。
モンシロチョウ
ランタナの花にモンシロチョウ。毎年の光景。虫の季節になり、成虫の体が大きくなってきたような気がする。
ゴマダラカミキリ
時にゴマダラカミキリも現れる。黒字に白のドットが美しい。不良っぽいサングラスをかけて敵を威嚇し、目に現れる心の動きを悟られないようにしているではないか、などと妄想する。
「新版 昆虫検索図鑑」を見たら「柑橘類、イチジクなどに集まる」とある。それでスルガエレガントに来たわけだ。庭にはキンカンもイチジクもあるから、貴方にとってはまさに楽園。ま、ゆっくりしてらっしゃい。
ハグロトンボ
トンボもやってくる。これはメスかな。図鑑のオスは体がグリーンメタリックに輝いている。
午後、庭でシロスジコガネと遊んでいたら、雨がぱらぱらと降ってきた。目の前にアゲハチョウが現れたので嬉しくなり、こちらにおいでと手を差し伸べたら、近くまで来てくれた。しばらく近くを舞ったあと、どこかに飛んで行った。
去年、一昨年と、300匹近いアゲハチョウが家の中で羽化し旅立っていった。彼らの子孫がこの場所を覚えてくれているような気がした。
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