陶器のラジオ(成型)

懐かしい時を求めて

過去に木工漆や乾漆でラジオを2つ作ったが、今回は陶器のものをつくることにした。

シンプルかつ木工では難しい形をと考え、粘土をこねては積み上げていった。

あと少しというところで、ここからどうすればいいのか迷い立ち止まった。粘土が足りなくなりそうで、車を往復50分走らせ、粘土を4キロ買ってきた。

この状態で穴をふさぐことは難しいので、粘土がある程度乾燥したところでろくろから外し、下側の口から手を入れて、粘土を両手で挟んで圧をかけふさぐことにした。

この茶色の粘土は「100番」というきめ細かいもので、乾燥に時間がかかる。

そのため、ろくろからはずしたらグニャリと形が崩れてしまい、何度もやり直しては、頂上の穴をふさぐことができた。さらに乾燥が進むのを待ち、崩れた形を整える。

敷物につかうレースを圧着して模様をつけた。

明日、乾燥が進んたところで、ラジオのスイッチ、AM/FM切り替えスイッチ、チューニングダイヤル、ボリュームダイヤルの穴を開ける。

このラジオキットは数年前まで2,000円しなかったが、今はFM受信のみとなり2,380円に値上がりしている。AM・FM両方受信できるものもわずかに売られていたが、6,000円に値上がりしていて驚いてしまった。

スイッチをレトロなものに替える。久しぶりのはんだ付けだ。

チューニングダイヤル、ボリュームダイヤルを「ながらみの殻」に替える。綺麗な模様なので大切にとっておいた。穴を開け、マニキュアを塗って艶出しした。

このラジオは、外観に飽きたら取り換えできるよう、組み立てる。

釉薬をどうするか、またしても難題が待ち構えている。

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