虫たち嫁ぐ 5月8日

懐かしい時を求めて

カブトムシ幼虫60匹と越冬したコクワガタ成虫31匹、オオゾウムシ12匹が親戚に嫁いだ。

カブトムシ幼虫は蛹化が始まっており、運搬の際に車の振動に耐えられるか心配だった。ゾウムシは相変わらず死んだふりをしていたが、一部ソワソワして環境が変わることを察知したかのようだった。

オオゾウムシ

家に残ったのはオオクワガタ・メス1匹とヒラタクワガタ・オス1匹、いずれも成虫。コクワガタは幼虫がいて、何匹羽化するのか楽しみにしている。

虫の先生にお願いすれば、県内に生息している虫ならばたいてい入手することができるが、もはや横になり飼育ケースに顔を近づけ、何時間も観察している時間の余裕はない。

見たことがないイモムシを見つけては、食草とともに家に持ち帰り、成虫になるのをじっと待つ時間の余裕もない。私はもう大人なのだ。これからは虫たちとの付き合い方を少し変えよう。

親子丼

親子丼(といってもご飯の上に乗せていないけれど)を作った動機は、卵がたくさん残っているからだった。昨日妻が鶏肉を買い、「明日はお願いします」と言われた。自他ともに、私が毎日料理するのが当たり前になってきた。確かにその時間が近づくと、磁石に引き寄せられる金属のように、台所に引き寄せられていく。悪くない感覚だ。何と言っても自分が食べたいものしか作らないので、満足度は高い。

もう一つ、先日食材のストックを確認した際に、賞味期限が切れた鯖の水煮缶がいくつもあるのに気づき、これを使おうと思っていた。もっとも缶詰は、賞味期限が切れた後の方が美味しいというのが定説であり、非常食としても大切にしなければいけないので、全て使ってしまう必要はない。

親子丼は、楽天レシピを参考にした。「ふわとろ親子丼」。①フライパンにカップ1.5の水、鶏肉を入れ火にかける。②薄切りにしたタマネギ、酒大さじ2を加える。③肉が柔らかくなったら、めんつゆ大さじ1.5、みりん大さじ2、砂糖大さじ1、しょうゆ大さじ1.5を加える。④溶いた卵を入れる。⑤ちょっとかっこつけて茹でた小松菜を乗せてみる。これでできてしまう。薄味で自分でも美味しいと思った。

一方で、鯖の水煮缶を使った「サバ缶大根」は、親子丼に気をとられて焦がしてしまった。見た目は悪くなったが、味はそれほど落ちていない。①フライパンにごま油大さじ1で大根を炒める。②大根に焼き目がついたらサバ缶を汁ごと入れ、千切り生姜、味ぽん大さじ2、みりん大さじ1を加え、ネギを乗せて出来上がり。

その他は前の日の残り物。野菜ばっかりで、いとこに「山の中の民宿のようだ」と言われた。健康で120歳まで生きたいと思う。

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