今年も庭のクチナシにオオスカシバが卵を産み付けにやってきた。
葉に何度も卵を産み付け、近くで見ている私を威嚇し、また産み付けるとどこかに飛んで行った。
クチナシの葉が今年も丸坊主になるなぁと思うけれど、大好きなオオスカシバならいいかとそっとしておく。
<追記(6月8日)>後日、12㎜くらいの幼虫を発見したので記しておく。
ここからは以前の写真である。孵化した幼虫はこのように葉っぱを食べて大きくなっていく。
頭部を拡大して見ると、黄色のドットのカチューシャなんかしてなかなかおしゃれである。
尾角をフリフリしながら楽しそうに食事している姿は何とも可愛らしい。
蛹に姿が変わっても、しばらくは触るとピクリと反転するので、ちょっとびっくりする。
黒々としてくると、いかにも蛹らしい。
そして羽化。直後は翅に鱗粉がついている。
鱗粉を振り払って徐々に翅が透けてくる。「透かし翅」が名前の由来だろうか。
見る角度によって表情が変わるのもいい。
ワイルドだねぇ。戦闘機のよう。
羽化仕立ては動きが鈍いので、遊んでもらえる。ぶるぶるぶるぶる体を振動させ、飛び立つためにエンジンを温めている。
下から見ると優しい顔。
体が温まり、飛ぶ準備ができたみたい。楽しんでおいで。さようなら。
飛び立ったオオスカシバが帰ってきた。毎年やってくるのは我が家のクチナシを覚えているからだろう。すごく幸せなことだと思っている。
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