前日に高熱から解放され、コロナを乗り切ったと思っていたが、喉の痛みが酷い。
ヒリヒリとして生唾を飲み込むだけで激痛が走る。咳き込むと頭の隅々に痛みが伝わる。
ネットを見ると、多くの人が経験していた。
今日は咳き込んで目が覚めた。咳き込んで息を吐く状態が続き、その間息を吸うことができず、呼吸困難に襲われた。喉が塞がったようになり、咳が止まった後も、すぐには息を吸い込むことができない。死ぬかと思った。今後は喘息患者が使う酸素スプレーを用意しておいた方がよさそうだ。
さらに調べると「喉の痛みは、むしろ喉に食物を通した方がよい」とあり、恐る恐る朝食を飲み込んだ。不思議なことに生唾よりも大きくて硬い食物の方が痛みが小さいではないか。
声帯を震わせた発声は喉の負担になるため、妻との会話はささやき声か筆談にした。
小さなバタフライボード(ホワイトボードが磁石でつながりノート状になっている)に「熱 下がった 36.7度」「唾を飲み込むのが激痛なのに 食物を飲み込むのはそれほどでもない 不思議」「この生クリームメロンパン 美味しい」などと書いて妻に見せる。妻がふんふんと読んでいる。
時折ジェスチャーを交えて要件を伝えると、妻がジェスチャーで応える。「貴方はジェスチャーでなく 普通にしゃべればいい」とホワイトボードに書く。
耳鼻咽頭科に勤める娘の話では、私のような症状の患者が連日多数受診しているという。これといった特効薬はなく、喉の炎症を抑える薬を処方するにとどまり、要は体力勝負らしい。ちょっとがっかりする。
自分の体は自分で治すしかない。薬を変えてみる。
最初は喉の痛みを何としても改善したいと思ったので「のどの痛み」と表示がある薬を服用し、少し改善したところで「せき止め」の薬に変えた。成分を見ずに宣伝文句だけで選ぶとことが素人の悲しいところだが、よしとする。
熱が下がった後もクールリングを使っている。気休め程度だけれど気持ち良い。
熱がある時はアイスノン枕を敷いて寝ていたが、解凍が早く凍結に時間がかかるため、100円均一の店で買った蓄冷材に変えた。ちょっと小さくてゴツゴツしているが、余程かその方が使い勝手が良い。
昨日、友達から容態を気遣うメールが来て「やっと終わったよ」と喜んでもらったばかりだが、ほんとうに終わるのは全ての症状が消えた時だろう。
咳き込んで喉が炎症を起こしている限り、平熱で安定することはない。長い夜がまたやってきた。
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