漆、再スタート 10月22日

懐かしい時を求めて

少し漆から遠ざかっていたが、再び意欲がわいてきた。汁椀に色漆で模様をつけたら私らしい物ができるのではないかと思ったからである。

仕上げ間近だった汁椀に、4色の漆をぐるりと塗ってしまった。

漆が固まったら耐水ペーパーで研ぎいで平らにし、呂色漆を塗って研いで、艶を出していこうと思う。色目はぐっと暗くなり、それがかえっていいのではないかと楽しみにしている。

もう一つの汁椀も仕上げ間近だったが、模様を描いてみた。

黒の呂色漆に卵白を少し混ぜてモチモチさせ、細い筆で円や線や点を描いた。

通常より湿度を低めの60%にした漆風呂で乾燥させてみる。

湿度を抑えたにもかかわらず、厚く塗ったところが一部縮んだ。それも模様の一部と考え、そのまま作業を進めることにする。

ベースを黄色にしたが、固まったら別の色漆を塗り分け、その後に呂色漆を塗る。研いでデコボコの模様を浮き出させていく感じである。何色をどのように塗ろうか。

そんなことをしていたら1日が終わってしまった。

また一つまた一つと物が増えていく。一方で断捨離もしている。

しかし今日は、処分しようとしたステンドグラスにサボテンを入れ、蓮華寺池公園で拾った落ち葉と川根で拾ったドングリを加えてみたら、変な取り合わせだけれど面白いと思った。もうしばらく家に飾っておこう。

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