野菜料理の居酒屋 Cham(チャム) 11月20日

居酒屋

静岡駅南口から右に向かうと居酒屋街があり、通りから路地を入ったところにChamはある。

「入船横丁」路地入口に看板があるが、Chamはない。

しかし路地をゆくと奥にChamの電光看板がある。

電光看板をよく見ると、前の店の名前が消しきれずに残っている。

珍しくカウンター席が空いていて、5人全員席に着くことができた。

既に忙しそうなので尋ねると、2階に宴席が入っているという。2階は10人程度座れるそうだが、これまでカウンターでしか飲んだことはない。それは店主のトムさんと話をしながら飲みたいから。

「昭和の香りたっぷりの雰囲気がいいですね。照明がLEDでなく、照度を落としてあるのも素晴らしい」というと、「これLEDですよ」と言われた。隣の先輩が「今はいろんなLEDがあるんだよ」と世間知らずの私に説明してくれた。

さて何を飲むか。トムさんの勧めで紹興酒のソーダ割りを注文して乾杯!

そうか、そういう飲み方があったのか。紹興酒は家にあるが、飲みたいと思うことはなく、古いものは10年以上飾りになっている。

つまみはお任せする。きゅうりの上に肉味噌とゴマが乗っている。隣の管理栄養士が「おいしい!」と呟く。

目の前にある野球グラブのようなものは何だろうか。

「これが本当のヤマトイモですよ」

このヤマトイモとジャガイモ、サツマイモを揚げてくれた。味付けは塩と山椒など。

「美味しい酒が入ってます」というので早速注文。

藤枝の志太泉だ。

トムさん開栓。

受け皿からこぼれるほどについでくれる。

あ、こぼれた。

これをこぼさずに飲むには技術と経験が必要である。私はまだ10回目くらいなので、どこかぎこちない。

揚げたエビにカブなどの野菜。

クラフトビールがあるというので飲んでみる。

「どれにしようかな。視線が気になるのでトムさんこちらを見ないでください」

味よりもラベルの絵が気になってしまう。右から2番目を選ぶ。フルーティー!

お腹満たされ、仲間とトムさんの話に心も満たされ店を出る。

トムさんの隣はアルバイトの学生。お世話になりました。

店の外に紹興酒の壺。1壺5ℓ入り、中国から船に揺られてやってくる。想像すると船酔いが乗り移りそうだ。

看板の前でトムさんから横丁の歴史について講義を受ける。「わ香」の後にChamが入ったが、看板はそのまま。「わ香」の女将はタカラジェンヌだったとか。それなら残しておくのも一興だなと思った。

このブログを書いていて、行ったばかりだというのにもうChamに行きたくなってしまった。

友達限定の空間で飲むのもいいけれど、そこにお店の人のキャラクターが加わり楽しさが増す店は、そうそうない。そういうのも「縁」だなと思う。この店に連れて行ってくれた先輩に感謝している。

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