伝教大師のことば 12月27日

懐かしい時を求めて

河童の掛け軸を見ていたら、祖父から贈られた掛け軸があることを思い出した。

もらった時、箱から取り出して中身を見たはずだが、書かれた内容についての記憶はない。

「一身辨(弁)じ難く 衆力成じ易し」と書かれていて調べたがその必要なく、箱に「大意」が書かれていた。

…弁は処置するの意。力が乏しく一人では何も出来ない。多くの力を集めて将来に残るものを成し遂げるにはあらゆる工夫が大切であると伝教大師は教えられた。物事が成就するには目に見えぬ人さまの力添えや、人が縁の下の力持ちで支えてくれていることに気付き心から感謝する。人徳は報恩感謝の心から生まれる…

「将来に残るものを成し遂げる」ということばにドキリとした。

妙法院門跡・大久保良順氏は天台宗の僧で立派な経歴の方だ。2010年に亡くなられたようだが、著書も多数あり、書物にある言葉を祖父からのメッセージとして受け取っていこうと思っている。

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