花瓶を焼く

懐かしい時を求めて

水色横縞の花瓶

マスキングテープを縞に貼り、瑠璃釉を筆で塗った。その後、テープを剥し、全体に乳白釉を霧吹きした。霧吹きが少ないところに土の色が浮かび上がる。これも一興かなと思う。

教室の霧吹きは、管に息を吹き込み、その圧力で釉薬を噴出させるタイプのもので、釉薬の粘性によっても必要とする肺活量は異なる。乳白釉は比較的さらさらとしているので私でも霧を出すことができたが、それでも連続していくつもの陶器に吹いていると、苦しくなってくる。「先生お願いします」ということになる。先生には水泳で鍛えた肺があり、陶芸を教えるには肺活量も必要なのだと感心した。

次の写真、霧吹きの跡が点になって模様を描いている。

次回何かをつくった時に、全体にこの模様を描いてみようと思う。

水色縦縞の花瓶

粘土が少し乾燥したところで、陶芸用の櫛を使って縦縞を入れた。

使った釉薬は、瑠璃釉、柿天目釉、乳白釉の三つで、乳白釉は最後に全体にかけている。

瑠璃釉が強いので、色を水色に弱めながらも浮かび上がった。柿天目釉は乳白と混ざってオレンジ色になることを期待したが茶色になった。

淵の乳白釉は、薄いところに土の色が出ている。均一な白だとのっぺりしてしまうので、この方がいいかなと思っている。

大きな花瓶

大きな花瓶を持っていないのでつくってみた。

全体をドット模様にしようと思ったが、筆に釉薬をつけすぎて下に垂れてしまったので諦め、それを模様にすることにした。実に柔軟…いや、いい加減な性格だと思う。

私の拳が入るくらいの口径なので、花瓶以外にも使えそうだ。

菱形の花瓶

最後に菱形の花瓶をつくってみた。

模様の事は考えておらず、一度に沢山つくりすぎてヘロヘロになっていたので、もうどうでもいいと半ばやけくそに筆で釉薬を塗りたくった。

側面の瑠璃と茶は、後からかけた乳白の影響で下に垂れている。

平らな面は筆の跡がそのまま残っている。

釉薬をかけ終わって帰ろうとしたら先生が「塗り忘れた部分がある」というので乳白釉をかけたのだが、出来上がってみたら、内側を塗り忘れていることに…他の生徒が気がついた。水が漏れ出してしまいそうだ。

やはり一つ一つ丁寧につくらないといけない。反省しきりである。

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