アクリル絵の具と漆の疑問を解決する 4月19日

DIY・手作り

3回目のジョギング、5.34㎞。1㎞あたり7分→6分45秒→6分30秒と、少しずつ以前の状態に戻ってきた。タイムはともかくとして、長い時間体を動かすことができると、ちょっぴり自信を持つことができる。今日はビール飲んでもいいのではないかと思ったりもする。

気になっていたアクリル絵の具と漆の相性。Yahoo!知恵袋に「アクリル絵の具に拭き漆をしようと思うがどうか?」という質問があり、「やめたほうがいいでしょう」と素っ気ない回答があった。なぜ駄目なのかがわからないので試してみた。

まずは白木にそのままアクリル絵の具で彩色し、乾いたところで拭き漆をした。見た通り(下の列)、ほとんどアクリル絵の具の色が残らない。漆の分子がアクリル絵の具を通過して白木にまで入り込んでいる感じがする。

次に、白木に直接塗るのではなく、木材に漆を塗ってからアクリル絵の具を塗り、その上に拭き漆をした。生漆→目止め→生漆→拭き漆2回→呂色漆→アクリル絵の具→拭き漆の順で塗ったのが下の列である。この方法でもアクリル絵の具の色はほとんど残らない。

また、上の列のアクリル絵の具でさえ、右の2色のように、マスキングテープを剥がす際に引っかかってシールのように簡単に剥がれてしまった。

アクリル絵の具は漆の上に上品に乗っているだけで、強い結合はできないようである。

結局はYahoo!知恵袋の回答どおりであった。もっと人の言うこと信用しよう。

漆にアクリル絵の具を使えたら、簡単に技法の幅が広がると考えたが、そうは問屋が卸さなかった。既製品にない色漆は、オーソドックスに顔料を使って根気よく作るしかなさそうである。

木材曲げ再挑戦

サウンドホール型カリンバを作った時に側板を曲げたが、今回、もっと大きな曲線のカリンバを作りたくなり側板を曲げてみたが、板を2枚割ってしまうことになった。

木材を曲げるには、①水分を含ませ火で加熱する方法と、②水分を含ませアイロンで加熱する方法があり、火を使うのは怖いのでアイロンにしたわけだが、どうして割れてしまうのかよくわからない。ネットで調べると3㎝四方の角材をアイロンでUの字に曲げており、3㎜の薄い板なら簡単に曲がると思ったのに。

さらに調べてみると、火もアイロンも使わずに木を曲げている人がいた。木に刻みを入れ厚さ1㎝以上はあろうかという板をぐるりと円形に曲げている。すごい、これだと思い、刻みを入れ、かつアイロンを使ってみた。

残す厚みは1㎜。先ほどの人が「2㎜では割れ1㎜で成功した」と言っていたので、それに倣うことにした。刻みの間隔は5㎜。

板を薄い布で包み水を含ませ、さらにアルミホイルで包んでアイロンを押し当てる。ジュウジュウと湯気が上がる。水を補充してまたアイロンを押し当てる。

これで駄目だったらどうしようかという不安を抱きながら、アルミホイルと布を剥し、恐る恐る曲げてみるとぐにゃりとして型枠にはまった。何とか第一関門を通過したようだ。

てるてる坊主

拭き漆に使うてるてる坊主。タンポというらしい。ティッシュペーパーをサランラップと布で包んだもの。拭き漆に使う「上ズリ(うわずり)」は高価なので、布に染み込む量を抑えるためにサランラップを巻く。

作品一つに10個くらい使うので、時間があるときに補充しておく。こういう細かい作業が好きだ。昔、太刀魚釣りの仕掛けづくりに夢中になったし、鮎の友釣りでは、釣りそのものよりも仕掛けづくりの方が面白かった。

コメント

タイトルとURLをコピーしました