レザー・ドライビング・グラブ

レザークラフト

ヌバックという牛の皮の表面を毛羽立たせた上質な革を入手し、よし手袋をつくろうと取り組んだが、縫い終わってみたら指の部分を裏返すことができず断念した。

ネットで公開されている無料の型紙を使い、しかしどうみても男性サイズは指が長すぎて自分には合わないと、指の長さがちょうど良い女性Mサイズでつくってみたが、そもそもこれも失敗だった。指の長さは女性Mサイズでも手が入らないことに、途中気がついた。

落胆してしばらくは立ち上がれそうにない。しかし翌朝になると意欲が湧いていた。

自分の手のサイズをきちんと把握しよう。その上で、指の部分を裏返せるよう、指の長さが短いドライビング・グラブにしよう。

紙の上に手を乗せて輪郭を描く。

指の幅を確認し、指周りを測る。

指の幅20㎜、指周り70㎜。70-(20✖️2…型紙2枚)=30㎜。マチを30㎜にすればピッタリサイズになる。

マチは指の両側につけるところは半分の15㎜幅にすればよい(15✖️2…型紙2枚)。片側だけつけるところは15㎜足りない分、型紙の指を7.5㎜(15÷2…型紙2枚)加える。

あとはどれだけ余裕を見るか。縫い方により縫い代のマイナス幅は異なる。

型紙をつくる。

型紙どおりに革を裁断する。

まず親指を作る。

親指の型紙が少し大きかったので、糸を通す穴を開けた後、切り取って縫いつけた。

アクセントをつけるため、オープンカーを横から見た絵を描き縫いつける。

手の甲の部分が殺風景なので、ワンポイント入れることにする。

ウッドバーニング用のコテが役に立った。

マチを人差し指からつけていく。

指の付け根のカーブしたところは縫いにくが、糸の穴の位置を揃えてあれば心配はない。

無事裏返すことができて一安心。

私の手にピッタリのサイズに仕上がった。当たり前か…。

ピッタリしすぎて手を抜くのはスムーズにとは言えないが、本来ドライビング・グラブとはそういうものではないか。

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