キマダラカミキリ現る 4月24日

懐かしい時を求めて

コクワガタが越冬から目覚め、飼育ケースの中で活動している。早くも格闘を始め、体が半分になってしまった個体もいる。何匹いるのかよくわからない。10匹くらいか。マットの中で白い幼虫が動いているが、こちらも何匹なのか全くわからない。

ゼリー交換しようと覗くと、触覚の長い昆虫が蓋に張り付いている。ゴキブリが侵入したな。困ったものだ。しかしよく見るとちょっと違う。蓋を外す振動でも逃げずにじっとしたままだ。

キマダラカミキリじゃないか。いつどこから侵入したのか。虫の先生に報告する。

今年になって、屋外から侵入したとは考えづらい。閉ざされた部屋の中で、ゼリー交換のためほんの数回、それも短い時間蓋を開けただけだ。昨年はキマダラカミキリの飼育はしていないので、成虫がそのまま越冬したとも考えづらい。おそらく、コクワガタの越冬に備え埋めた朽木に、幼虫か蛹がいたのだろうということになった。

調べてみると「幼虫は朽ちた広葉樹を食べ秋に蛹化する。羽化した成虫はそのまま蛹室内で越冬し、翌春、材外へ脱出する」とある。

朽木は、虫の先生からいただいたものと、ホームセンターで買い腐らせたものがあるが、おそらく前者であろう。すごく得した気分になった。

得したと言えば、一昨年、ホームセンターで買ったマットからカブトムシが羽化して出てきたことがあった。未開封のビニール袋が内側から破られ、床にマットがこぼれていた。脱出したカブトムシは、風呂場と階段で計3匹発見した。

今年も虫の季節が始まる。他の飼育ケースの越冬個体も確認してみよう。

オオクワガタ

まずはオオクワガタ。去年、虫の先生が捕まえた個体。体がへこんでしまっている。受精済で卵を産む可能性があったため、産卵できる環境を整えたが、産むことはなかった。今年、虫の先生にオスを捕まえてもらおう。

ヒラタクワガタ

これも虫の先生が捕獲…というか、ほぼ全てが虫の先生からのものだ。私はアゲハチョウやツマグロヒョウモン、キアゲハなどの蝶や、オオスカシバやキイロスズメ、セスジススメ、ハマオモトヨトウといった蛾の幼虫を見つけ羽化するまで飼育するのが好きだ。

4匹中、越冬したのはこの1匹。卵があるとよかったのにな。

オオゾウムシ

ゾウムシは大人しいし、食べるゼリーの量も少ないので、飼うのは楽だ。ちょっとした刺激で死んだふりをするのも可愛い。数えたら12匹くらいいたが、昨年からそんなにいただろうか。よくわからない。

ミヤマクワガタは工芸品のように美しいが、飼育が難しい。今年も出逢えるだろうか。

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