このところ陶器のラジオを3つ作ったけれど、竹ならば軽くて持ち運びができていいのではないかと思った。
ラジオ基盤が入るだけの大きい竹が見つからず断念しかけていたが、陶芸教室の先生に相談したら「太いのあるよ。あげる」と1mほど切ってもらった。それを一節だけ切った。
ヤスリをかけて表面の汚れを落とした。
電池交換が必要になるので、裏側に扉を開ける。
基盤を取り付ける板の大きさを確認する。ちょっと削る必要がある。
スピーカーは磁石で固定しよう。磁石を取り付ける穴を開ける。
ぴったしのいい感じ。
チューニングダイヤル、ボリュームダイヤルを取り付けるには竹が厚すぎるので削る。
ネジ山が現れ、これでよし。
扉は磁石で固定することにしよう。
スピーカーの穴を竹の葉の形にする。
竹の割れ目が気になるので埋める。
漆と米糊、木の粉、細かく切り刻んだ麻布を混ぜ、割れ目に充填する。
充填剤は乾くと収縮するので2度行う。
はみ出た部分をナイフで削り落とす。
取っ手用に竹を薄く削る。鉋とナイフを使う。
水を含ませて火で加熱して曲げる。ちょっと焦げてしまった。
生漆を塗って布で拭き取る。乾いたらサンドペーパーで少し研いで、もう一度生漆を塗って布で拭き取る。
乾いたら布に漆をつけて拭く。これを2回行う。10回くらいやろうと思ったけれどやめた。
配線した基盤を取り付ける。
金属の小さな取っ手を蓋に取り付ける。
竹の取っ手にも漆を塗り、リベットで取り付ける。
スピーカーの穴には明るい緑の布を貼った。
完成。
スイッチを入れたらジャズが流れてきた。音がまろやか。これはいい!!
ジャズに合う酒はなんだろう。お酒の時間がやってきた。
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