「小さな動物がいます。こちらへ」と妻が招いている。
「またアブラコウモリかな。あ~、やっぱり」
4月22日に家の中にいたアブラコウモリは弱っていたけれど、今回は死んでいた。
コウモリは僅かな隙間からでも侵入できるというから、家の中に入ってくること自体はそれほど不思議ではないが、なぜ家の中で弱っていたり死んでいたりするのだろうか。弱ったから家の中に侵入したのだろうか。
少し前からトイレで動物の糞を見ていたので、ネズミかコウモリあたりだろうと思っていたが、これではっきりした。
前回は顔や爪の写真を撮ったので、今回は口の中を見せてもらうことにする。
マイクロスコープをパソコンに接続する。
仰向けに死んでいたせいか、少し口を開けて硬直している。
「お口あけてください、あ~ん」
「もっとあけてください。あ~ん」と独り言を言いながらピンセットで開いていく。
奥歯も尖っているんだ。
上の歯も見せてもらいますよ。
スポットライトの光の加減で写真により歯の色が違うが、次の写真が実際の色に近い。
せっかくの機会だから、爪の写真も撮っておく。
最後にお腹の毛も。
侵入口はトイレの小さな換気扇ではないかと思う。トイレのドアをきちんと閉めていれば、コウモリはトイレ内にとどまっていたはずだが、閉め忘れが多く、夜間にトイレから屋内の別の場所に移動したと考えられる。とりあえず、トイレのドアの閉め忘れに注意して、コウモリが媒介する細菌やウイルスに人が触れないようにしたい。
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