腕時計の電池交換 5月25日

修理

妻から時計の電池交換を頼まれた。母や娘の時計の電池交換を何度もしているのでいつものことと簡単に引き受けたが、今回は勝手がちょっと違った。

ソーラー充電方式の時計のため、必要なのは2次電池という特殊なボタン蓄電池(放充電する電池)だった。

いつもならネットで1個100円程度で入手できるはずが、この電池には互換性がある安い電池がないらしく、純正部品を買わなければならなかった。「Panasonic CTL621F」楽天で2,498円。お~、時計屋に交換してもらったら、一体いくらかかるのだろう。仕方なく注文。

金属の先が小さな爪にようになっている工具を、ちょっとくびれたところに押し込んで梃子の原理で蓋を外す。

電池が収まっている場所は一目瞭然だが、どうして取り出すのか。虫メガネで拡大して見たところ、左側に伸びている腕がフックになっているようだったので、尖った金属でそっと外すようにしたら取り出すことができた。

今回は2次電池なので、これまでと状況が異なるのはやむを得ないけれど、腕時計の電池は時計ごと違うというくらいに種類があるように思う。過去に5回ほど電池交換をしたが、同じ電池を使えたのは1回しかなかった。

電池を交換したら、あとは蓋を閉じるだけ。しかしここにもう一つの難所が待ち構えていた。

丸いゴムのパッキンが経年劣化で伸び、取り出したら蓋の円周よりも大きくなってしまっていた。尖った金属を3本使って何とか収めようとしたが、何度やってもポコリと浮いてしまう。結局ゴムを切断して収めるしかなかった。パッキンも探せば見つかるかもしれない。

あとは蓋を閉じるだけ。蓋を外すのは尖ったものがあればできるけれど、閉めるのは工具がないと難しい。指で押してできないことはないが、均一に力が加わらないため難しい。この器具を使ったら、いとも簡単にできるようになった。

均等に圧がかかるため、簡単に蓋がはまる。

ちなみに上の写真のようにベルトは外している。そうしないと作業がしにくいからで、こういう器具を使えば簡単にベルトを外すことができる。これがあればベルトの長さを自分で調整できる。

人の腕時計の電池交換ばかりしていたが、自分の時計がいくつも止まって久しいのを思い出した。

どんな電池を使っているのか興味はあるが、スマートウォッチを使うようになり、従来の腕時計の出番はほぼなくなってしまっている。

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