グミの実ジャムをつくる 5月28日

懐かしい時を求めて

マエベニノメイガ

朝、庭にマエベニノメイガがいた。数年前から見かけるようになった蛾で、幼虫の食草はオオムラサキシキブらしいが、見かけたことはない。花の蜜を求めて遠くからやってきたのだろうか。

翅の紅と黄緑の目が綺麗だなぁと、いつも思う。羽を拡げて2㎝程度。

ホットドッグ

家族で一番早起きなので、一番早くお腹が空く。大好きなメイプルパンがあるがちょっと足りない。昨夜の残りのフランスパンでホットドッグを作ることにした。ウインナーはちょっとカリカリに。レタスと粒マスタード、他の調理で残った卵をスクランブルにして敷いて、その上にウインナーを乗せた。私が二つ食べ、妻と母に一つずつ食べてもらう。

グミの実ジャム

台所に立ったこの勢いを大切に、グミの実ジャムを作ることにした。最後の収穫に庭に出る。背後に鳥たちの視線を感じる。もちろん鳥たちは好きなだけ食べればいい。私はグミの実を食べなくても困ることはないが、鳥たちにとっては貴重な食糧にちがいない。全ての実をとり切らずに残しておく。

グミの木は台所の窓のすぐ外にあり、鳥たちを観察することができる。昨日は最初に木に止まったムクドリが仲間に合図を送り呼び寄せた。電線の上から飛んできて、木に止まろうとする直前に私と目が合ってしまったため、空中で慌てて羽根をバタつかせてブレーキをかけ、Uターンしていった。その慌てぶりとブレーキからUターンまでの空中でのスローモーションの動きに、面白いものを見て得した気分になった。

今日はヒヨドリが実を食べていた。少し前までテントウムシの幼虫が沢山いたが、成虫になったのか食べられてしまったのか…おそらくその両方だろうけど、すっかり見かけなくなった。

グミの実は沸騰した湯に入れ、実が浮いてきたところで取り出す。そしてザルで漉して皮と種を取り除く。トマトの香りがする。

取り除いた皮と種。種って、こんなに細長かったっけ。

皮と種を取り除いたら、重量は650gから360gに減った。甘酸っぱいジャムにしたければ砂糖は1/4程度のようだが、甘い方が好きなので1/2の180gにする。砂糖、レモン果汁(適当)、赤ワイン(適当)を混ぜて煮る。

いつまで経っても「とろみ」が増さないように思え、このまま煮ていると全て蒸発してしまいそうだったので火を止めた。

出来上がったのは、わずかこれだけ。一つを母に届けることにした。

市販・流通していないジャムではないかと思う。木の実をそのまま食べると、一つ二つでもういいやとなるけれど、ジャムにして大正解。美味しいです。

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