何もしないけれど幸せな日 9月7日

懐かしい時を求めて

コロナによる味覚障害がやっとなくなった。同時に頭痛も消えた。発熱から2週間が経った。

嬉しくてたまらない。体がもとに戻ったのだ。ワクチンを打っていないから、重症化して死ぬ可能性もあると思っていた。呼吸困難は辛いだろうなと思っていた。

発熱した日以来の運転、買い物で、2週間前はこの店の冷房が寒くてガタガタ震え出したなと思いながら、生きていることに感謝してゆっくり店内を回った。

惣菜、野菜、調味料、パン、ワイン、ビール、つまみ、ティッシュペーパー、トイレットペーパー…。金山寺、べったら漬け、梅干しも買っておこう。ゴミ袋、30㎝のサランラップを切らしていたな。

そうだ、母に心配をかけたから元気になった姿を見せよう。寿司パックとシャインマスカットを買う。

私はミニかつ丼にしよう。

100均も楽しい。最近は調理器具を見るのが好きだ。手のひら半分サイズのタッパーを買う。

死んでいたかもしれないと思うと、支出など気にならない。レシートを集計したら12,000円を超えていた。買い物を満喫。

このところ横になって読んでいた本は、学生の頃に買ったもので、捨てるに捨てれず実家の本棚に眠っていた本だ。それが今また関心が高まってきたから不思議だ。今日もササっと数冊を選んで持ち帰る。

「ジョイラック・クラブ」と「フィアレス」は記憶にないからきっと読み残しだろう。ヘンリーミラーは今読んだら何を思うだろうか。小川国夫は好きな作家だ。晩年に公民館で文学講座が開かれ、少しだけ出席した記憶がある。静岡駅の新幹線ホームで小川さんを見かけたけれど、声をかけられなかったな。

今日は漆も塗らなかったし、ギターも弾かなかった。ただ生きているということが素晴らしく思え、それだけで十分だと思った。

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