和紙と葉っぱのランプシェード

DIY・手作り

和紙を使ったランプシェードを作ろうと思い立った。

数年前に本を買ったような気がして、本棚で探し出した。パラパラとページをめくり、和紙に植物の葉を閉じ込めたら綺麗なのではないかと思った。

まずは半球の型に貼る和紙を切る。和紙は漆を漉す時に使うもので、プラスチックの定規は乾漆用の和紙を切る時に使うものである。

作業用の支柱に半球のプラスチックをガムテープで固定し、ワセリンを塗る。後で簡単に剝がせるようになる。

和紙を貼るとクラゲのようになる。二重に貼って強度を上げる。米糊も漆で使うものだ。

庭に出て葉を採集した。トケイソウとジャスミンの組み合わせ。

葉の上に1枚和紙を貼る。

電球のソケットを隠すため、習ったばかりの革細工を試みる。穴を開けて紐を通す作業は楽しい。

革細工の先生に、材料と道具を無断で使ってしまったことを事後報告した。

内側はこんなふうになっている。ステンレスの針金を円にし、支柱部分は樹木をイメージして茶色の布を巻いた。

ステンレスの針金と和紙の傘は、和紙をテープにして固定した。

葉が米糊をはじいてしまう。水をはじくのだろう。数回やったがここまでと諦めた。

葉が枯れて茶色に退色したら米糊を吸着させてくれるだろうか。

それでも点灯すれば葉脈が浮き上がる。

退色の変化が確認できたら、ほかの葉や花を閉じ込めてみよう。

作り終えてから、なぜランプシェードを作ろうと思ったのか、その思考経緯が思い出せずに1日経った。

やっと思い出したのは、欲しいものを作ろうと思ったことで、書斎の照明が暗く、それを補う灯りを作り出そうとしたのだった。

そして、ほんとうに欲しかったのは、傘を上から吊り下げるタイプのものだった。

まだまだ作りたいもの、作る楽しみがありホッとした。

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