Martin OOO-18 を弾く 4月15日

カリンバ

見た目はごく普通のギターだが、音がやわらかく粘りがあって気に入っている。2年前の春にワインバーで飲んだあと、ほろ酔いで楽器店に行ったのがいけなかったかもしれない。一目惚れで買ってしまった。

ooo(トリプルオー)よりも小さいのがoo(ダブルオー)で、さらに小さいのがo(シングルオー)。弦が少し短いので、テンションが緩くて指先に優しく弾きやすい。「18」は材質がマホガニーであることを表していて、ギタリストの斎藤誠は、よく「干し草の匂いがする」と言っている。

マーチンギターは、新品だと木の甘い香りがする。サウンドホールの中も匂うけれど、ネックの部分の方が香りが強く、弾き終わった後に左手に甘い香りが残っているので、クンクンして幸せな気持ちになれる。エリック・クラプトンもサウンドホールの匂いを嗅いだようで、「クラプトンも嗅ぐんだ」と誰かが言っていた。

マーチンギターは時間の経過と共に木が乾燥して音がよくなっていくから、香りと音は反比例の関係にあるように思う。ステージに立つ友達は新品を買わず、古い中古を買う。私はステージに立つこともなくギターとともに歳をとりたいので新品派だ。とはいえ音が良くなる頃は、この世にいない可能性が高い。

雨音を聴きながら、いつもの練習曲を弾いていく。毎日弾かないと駄目なことはわかっているが、漆に夢中になり時間が無くなってしまう。少し漆を休もうかな。

胡蝶蘭

久しぶりに本降りの雨なので、胡蝶蘭、ベンジャミン、パキラを外に出して水浴びさせてやる。

写真・向こう側の3つの鉢は花径が伸びている。花が終わった時にスパッと切ってやると、別のところから花径が伸びてくる。昨年は6月から2か月以上、見事に咲いていた。友達が育てられそうにないというので遠慮なくいただいたもの。手前の3鉢は、叔父が育てられそうにないと、今年いただいたばかりなので、花径が伸びるのは来年になりそうだ。

水苔とバークを鉢に入れておけば勝手に咲くので、手間がかからなくていい。でもぼちぼち肥料をやらないといけないのかもしれない。

音・振動

制作したカリンバの音に違いがあるのはなぜか。伸びない音があるのはなぜか。ほぼ一日中考えていた。枕木の金属の太さを変えてみようとホームセンターでステンレスの棒、針金を買い、径3㎜、2㎜、1.6㎜、1.2㎜で比較したがわからない。枕木の感覚を狭くしたり拡げたりしたがわからない。

最初に制作した蝶の螺鈿カリンバは、音がすごく良いので問題なし。魚のカリンバはそこまでではないがまぁ良い。問題は猫のカリンバで、ボディの構造的な問題ではないかと思う。高音部の短い金属をどう振動させ、どう効率よくボディに伝えるか、次はしっかりと考えないといけない。

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