真鍮の管の先にラッパ形のスピーカーをつけたラジオを先日作りましたが、今度は本体を革から真鍮に変えてみようと思いました。
真鍮は1.5㎜厚のものを使ってみます。マスキングテープで全体を覆い、腐食させて色を変えたいところをデザインカッターで切りとります。
パイプベンダーを使ってパイプを曲げます。
パイプカッターで切って長さを調整します。
部品は揃いました。
まずはスピーカーのラッパ部分を試すようにエッチング液に浸します。
15分経過してからは、2分ごとに取り出して腐食具合を確認し、計30分浸けました。
本体は、最初、腐食させる面を下に向けましたが、細かいところに液が入らないようだったので、上向きに変えて液がちゃんと入るようにしました。
この前の真鍮の時計のような綺麗なピンクにはなりませんでしたが、溶けて穴が開いてしまうのが怖いので、これくらいでよしとしました。
あとはラジオキットを組み立て、木材を電動糸鋸で丸く切り、溝を掘ってから漆を3回塗り、本体を土台に乗せて完成です。
正面からみたろことです。
メッキが剥がれポンコツな感じなところ、首が真っ直ぐでなくおかしな曲線になっていて頭(スピーカー部分)と体(本体)のバランスが悪くちょっとしたことで倒れそうなところなど、正しく私自身を見ているようで、不思議な感覚にとらわれました。
エッチング液による金属の腐食について、金属の厚さと時間による色の変化を調べてみたいと思いました。
銅だとどのような色になるのか…。
銅で作りたいものが頭に浮かんだら、試してみようと思います。
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