蓮華寺池公園ウォーク 10月19日

懐かしい時を求めて

今日は運動の日。近くの蓮華寺池公園に妻と出かけた。

藤枝郷土博物館・文学館の駐車場に車を止めた。平日なので空いている。池の周りをぐるっと一周すると1.5キロのコースだが、山に登って遠回りすることにした。

最初に見つけた生き物は赤とんぼ。アキアカネだろうか。たくさん飛んでいる。

坂道を登っていく。朝晩は随分と涼しくなったが、日中は体を動かせばすぐに汗ばんでくる。

最初の休憩地点に到着。春にこのあたりで色々な鳥を見たのでもしやと思って樹上を見上げるが、声はすれども姿は見えず。

蓮華寺池を見下ろす。のんびりしていたら、妻の気配がなくなっていた。

まぁ、縁があればどこかで会えるだろうと自分のペースで歩いていく。

古墳がある丘に到着。

人が写らないよう撮影したが、周りには腰かけている人、大木に抱きついている人など様々。

「1432年、足利義教が敵対する鎌倉公方・足利持氏の様子を探るため、富士山見物という名目で駿河・藤枝鬼岩寺に一泊。この時に足利義教がここから富士山を眺めたことから『富士見平』と呼ばれるようになった」と記されている。

写真を縦に三等分した左の線あたりに、うっすらと富士山が見える。

案内板「現在地からの眺望」でも富士山は望めることになっている。

確かに見える。積雪がある。

ホトトギスが咲き誇っている。在来種のホトトギスは葉の付け根に花を咲かせるが、これは花柄にたくさんの花がまとまってついているので「タイワンホトトギス」ではないだろうか。そうだとすると、台湾・西表島原産の絶滅危惧種である。

鳥の気配を感じた。初めて見るシジュウカラだ。綺麗だな。図鑑には長さ14.5㎝とある。

名前の由来には「スズメ40羽くらいの価値があるから」「40羽くらいで群れるから」「鳴き声がシジュウと聞こえるから」という説があるらしい。「バードウォッチングを続け、やっと40歳から見ることができる貴重な鳥」と思っていたが、とんだ勘違いだった。

いつものメジロ。

「お姫平」に到着。将軍足利義教が富士山を見たのが「富士見平」で、姫が見たのが「お姫平」らしい。標高は富士見平110m、お姫平82mと記されている。

少し下り開けたところに出た。春はここでも鳥を見たが、今日は姿が見えない。

こんな椅子が置かれているのも面白い。

櫓の上で妻が伸びをしている。少し前に追いついた私を再度振り払った開放感からだろうか。

お、見たことがない虫。サシガメかと思ったけれど、後脚の太さからホソヘリカメムシのようだ。

遠くからあなたの視線を感じていたよ。

バッタが葉に飛び移った。ツチイナゴだろうか。

いつものツマグロヒョウモンを望遠レンズで追いかけ、しばし遊んでもらう。

キチョウの目はアニメキャラクターのように可愛らしい。

おや、何の実だろう。柿のようだ。

ミカンの木があった。食べたいな。

と思ったが、家康公お手植えとあっては失敬するわけにもいかず諦める。

池の周りにパネルを設置して花の作品を展示している。妻が知り合いの名前を見つけて懐かしんでいる。

道路右にはスターバックス。キッチンカーでパンなどを販売していて、人が集まってきた。

新しくおにぎりの店ができていて、この公園は進化し続けている。休日ともなればすごい人出である。

車を止めた郷土博物館・文学館の赤レンガの建物が見えてきた。

今、池はどこも蓮だらけだ。

「赤い蕾が開いて白い花が咲いている」と妻が面白がっている。気がつかなかった。2人で歩くと4つの目があるから、1人よりも多くの発見がある。ローゼルだろうか。

電線の上でモズがさえずっている。正面よりも横から見る方が可愛い。

カラスが現れ、郷土博物館・文学館の近く木に飛び移った。

1時間30分のウォーキング。いい汗かいたら次は温泉だ。

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