アゲハチョウのカリンバを作ってみようと思います。
自分で撮ったアゲハチョウの写真を拡大印刷して板にあてます。
輪郭を記しました。
糸鋸を使って切り出します。
この糸鋸の刃は、通常の板状のものと異なり棒状になっており、全方向に向かって切ることができるので便利です。
全面にヤスリをかけて木地を整えます。
漆の工程をいつも通り進めていきます。
こんな感じになります。
アゲハの模様を転写するために切り絵をします。
白の油性マジックで転写しました。
生漆を接着剤にして糸で模様をつけます。最初はたこ糸で模様を付けましたが、太すぎて段差がつきすぎ、それを漆で埋めるのが大変だったため、断念して細い糸でやり直しをしました。しかし、これでも大変。糸は細ければ細い程、漆を塗る回数が減って後が楽です。
何とか糸で模様(段差)をつけることができました。
そこに色漆を落とし込みました。塗りたての色はイメージどおりですが…
いつものように漆風呂に入れて乾燥させると、左側のように茶色く変色してしまいます。右側からやり直しです。
何度も塗っては乾かしました。
最終的には漆風呂に入れるのをやめて、部屋の中で自然乾燥させました。
高温で蒸し暑い時期なので、時間はかなりかかりましたが乾きました。
ここからさらに拭き漆をして表面をもっとツルツルにしたいとも思いますが、今の私の知識と技術では、この「白」を維持することはできないため、一旦終了としました。
そうそう、カリンバを作るつもりだったのでした。しかしカリンバの器具を取り付けると中心部の模様が隠れてしまうのでやめにしました。
これはいったい何なのか自分でもよくわかりませんが、とりあえコースターということにしておきます。取り掛かってから半年が経っていました。
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