吉田町ウォーク(吉田公園コース)10月6日

懐かしい時を求めて

天候やら妻の用事やらで火曜日の「運動の日」が延期になった。

さて、どこを歩くか。近隣市町のウォーキングマップをネットで見ても、駐車場を明記しているコースは少ない。公共交通機関の案内もない。

いったいマップの製作者はどような人を対象にしているのだろうか。市外からの来訪を期待するのであれば、コース出発点への交通アクセスを明記するのが親切だ。

駐車場を探してオロオロすることがないよう、車が止められそうな吉田町の吉田公園コースを歩くことにした。

町役場の総合案内でウォーキングマップをもらう。総合案内の職員が不在で、しばし待っても現れないため困ったなとキョロキョロしたところ、パンフレットスタンドに見つけた。

B6判でスマホの倍くらいの大きさである。

吉田公園に向かう。県営の吉田公園には広い駐車場があり、平日であれば、ほぼ駐車できる。

マップを左手に持って出発。10時20分

公園を出てまず目についたのは、廃業した温泉施設。かつての賑わいが嘘のように静まり返っている。

右手に売店。何を売っているのだろうとつぶやくと、妻が「鰻」と言った。「匂う匂う」というので鼻のセンサーのスイッチを入れると、確かに鰻の匂いだ。鰻は高騰し、もはや庶民の口には入らない。匂いだけでご飯を食べられるよう進化したい。

吉田町にはたくさんの工場が立地している。働いている人の姿を横目で見ながら通り過ぎる。

津波避難タワーに到着。登ってみよう。10時29分

タワーの上から海の方向を眺める。松林の向こうが海だ。

タワーを降りたところの民家の槙に、実が成っているのを妻が発見。2連の実がいくつもなっている。

槙に実が成るのは知らなかったし、ネットで調べたら食べられるようで、ちょっとした発見だった。

人々の生活の営みを感じ想像しながら歩く。こういう何もなさそうなところを何か見つけようと歩くのが好きだ。10時33分

芋の売店の前を通る。「焼き芋があったら食べたかったのに」と妻が悔しがる。

そして一本道をまた歩く。

二つ目の津波避難タワーの前に出る。ここで左折して海に向かう。10時42分

防波堤が見えた。その向こうが海だ。

防波堤に並行して川が流れている。

防波堤の階段を上っていく。

今日は波が穏やかだ。

防波堤の上が道路になっており、公園に向かって歩いていく。

ランニングの目印だろうか。

防波堤を降りる前に海に別れを告げる。

東にはうっすらと富士山が。数日前に初冠雪があったと報道されていた。

防波堤の階段を降りる。

妻が鉄柱に貼られたシールを見つけ、毎年点検していることに感心していた。

いったい何を点検しているのか回り込んでみたら交通標識だった。

お地蔵さんがあり、「おんかかか びさんまい そわか」を21回唱えるようにと書いてあったので、そのとおりにした。11時04分

松林を見たのは久しぶりだ。

しらすの売店があった。

少し歩くともう一軒。

ゴール地点が見えてきた。ウォーキングマップの時間どおり、約55分でだった。

トンボのオブジェの向こうに大幡川。

橋には名前がついでいる。

公園に到着。11時14分

レストハウスがある。

我が家にも咲いているアメジストセージ。

この公園ではフジバカマを栽培していて、そこにやってくるアサギマダラが来園者を楽しませてくれる。もう来ているのだろうか。

園内は花いっぱい。

でも私が好きなのは虫だ。ホシホウジャクだろうか。

ずんぐりしたクマバチ。オレンジのふさふさが可愛らしい。

これでアサギマダラまで撮れたら今日は最高の一日になると、フジバカマに向かう。

木陰のベンチで車いすの高齢者と食事をしている女性。あらためていい公園だなぁと思った。

公園の左に大井川、上が駿河湾。

芝生もこんなに広い。

2年前に来た時とは少し様子が変わっていた。

以前は見かけなかった幟旗。

栽培されているフジバカマ。アサギマダラは見なかった。

まだ蕾の段階。アサギマダラの飛来はもう少し先ではないか。

温泉に行こうとした帰りがけ、すぐ近くでツクツクボウシの鳴き声がした。

探して探してやっと見つかった。

暑かった夏が終わろうとしているのを感じた。

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