もくじ
鮑貝を加工する
- 10年前に宴席で見た鮑貝の美しさにハッとして…とっておきました。
- 何かにつかえるのではないかと思い、外側をサンドペーパーや鉄のヤスリで削ってみたものの、手ごわくて諦め放っておきました。
電動工具を使う
- 近所に工具の専門店ができたので覗いてみました。初めて見る工具がずら~っと並んでいて何が何やら最初はわからなかったけれど、電動ルーターというのを見て、それを使えば作業が楽になるのではないかと…早速買って試してみました。
うじくん
うわっ!短時間で綺麗になったぞ
スケスケになった鮑貝
- 薄く綺麗になってので、何かに使えるかもしれないとアレコレ考えました。
貝を切る
- 電動ルーターの先端工具を研磨するものから切断するものに変え、なるべく広く平らな材料になるよう切り出しました。
時計の本体をつくる
お菓子の箱を活用
- バレンタインデーに娘からもらったチョコレートの箱が綺麗だったので大切に保管していました。
うじくん
この焼酎が入ったチョコレート…凄く美味しかった
またもらえないかなぁ…そんな厚かましいこと言えないなぁ
漆を塗る
- 漆の下塗りをして漆風呂に1日入れます。
漆を塗り重ねる
- 塗り重ねるたびに色濃くなります。
黒漆を塗る
- これ、厚く塗りすぎています。漆は薄く何度も塗った方がよさそうです。
- 乾燥したらシワシワになっていて(「チジミ」)、サンドペーパーで削ってやり直しました。
- 厚く塗り急速に乾燥させると、表面と中の乾燥時間の違いから、シワができてしまう感じでした。
文字盤をつくる
貝を切り出す
- 千枚通しや針を使って数字などを切り出しましたが、曲線がある数字は1字あたり3時間くらいかかってしまいました。
- 「1」「3」「6」「9」といった数字とその位置は表示しなくてもわかるので、それ以外の数字を表示しました。「3」にはかなわない「2」、「6」にかなわない「5」など、日ごろ日が当たらない数字の気持ちが私にはよくわかります。
うじくん
「よくわかる」って…目立ちたいからそう思うだけなんじゃないの?
貝を配置してサイズ確認
- おおよそこんな感じになるんだなとイメージを明らかにして、自分を励まします。
うじくん
片目が外れちゃった「ミセスポテトヘッド」みたいじゃん
可哀相だから早く仕上げてよ
針に色をつける
- 鮑は海の中の生き物なので青を配置すれば生き生きとするのではないかと、水性塗料で色をつけました。
- しかし…娘から「同系色の方がいいんじゃない?」と言われ、若い人の考えに従うことにしました。
うじくん
老後のことを考え、娘の言うことに従った方が身のためだよ
目立たない数字のひのき舞台
- 針の色を変えました。
- 作業中に割れちゃった数字がありますが、今の私にはこれ以上のことは無理なので、よしとしました。
うじくん
漆の塗りが甘いねぇ~
反省して次はもうちょっとマシになりなさいよ!
1年後に塗りなおし
- 貝と表面の段差、表面の塗り具合が気になるようになり、黒呂色漆で塗りなおしました。
- 段差0.5ミリ~1ミリを埋めるのに20回ほど塗りました。もっと平らにとも思いましたが、今回はここまでとします。
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