カリンバを自作する 4月23日

DIY・手作り

これまでカリンバを3つ作ってみたが、金属部品については市販のセットを使っていた。調べてみると、金属キーをも自作している人がいて驚いた。ピアノ線をハンマーで平らにしている人や、自作ではないがへアピンを使っている人がいた。動画を見ると、さすがにヘアピンではよい音はしなかったが、全ての部品を自分で調達して工夫する精神は、見習わねばならないと思った。

ピアノ線は硬くてよい音がしそうだが、1本の、それも一部分を平らにするのに10分ハンマーでたたき続けたとあり、17本だとどれだけの時間を要するのかと、先送りすることにした。

東急ハンズで金属の平板を買ったという人がいたので、1時間かけて訪れたが、県庁所在地の店舗にはそれらしきものはなかった。もちろん店員には尋ねた。オンラインショップにもなし。その足で金物屋を探したが、「道具はあるが材料はない」と言われ、確かにその通りだと納得した。

ふと、自動車のワイパーを交換した時に、不要になった金属をとっておいたのを思い出した。ステンレスだろうか。市販のキーよりも細く柔らかいが、試してみることにした。

その他の金属部品は、ハードストック店内の商品を一つ一つ見ていくようにして見つけた。もちろんカリンバの材料として販売しているものなどない。

キーを通す金属には穴が19あり、キー用に17、固定ネジ用に2つと考えればドンピシャで、ついていると思った。枕木2本はマイクロ・ベルトサンダーで面取りし、片方に電動ルーターを使って金属バーを乗せる溝を掘った。キーの金属が柔らかいため、板を振動させるには薄い方がいいのではないかと思い8㎜厚の杉を使ってみた。もっと硬い材があれば、その方がいいと思う。(※音合わせにはチューナーが便利。ギター、ウクレレにも使っている)

結果、この廃材の金属は十分に使えることがわかった(音はやはり市販の方が良い)。ただし、キーの感覚が広すぎて、カリンバ本体が横に大きくなってしまうことから、別の構造(部品)を考える必要がある。

次回は構造を変え、ピアノ線を使って作ってみようか。

友達と再会

昨夜、高校の同級生の飲み会があった。3月に私の退職祝いと称し6人が集まったが、インフルエンザで参加できなかった友がいたため、もう一度ということになった。今回は5人で、メンバーは多少入れ替わっている。

スポーツ団体の役員を務めている友が、途中で廊下に出て、パソコンに向かって何かしゃべっていた。リモート会議で冒頭の挨拶をしたそうだ。こういうことができなければ、この友は欠席となっていたわけで、便利な世の中になったものだと感心した。

小学校以来の友達も気が楽だが、5年程前から、高校の友達に年に何度か会うようになった。子どもから大人になりかけの多感な時期に密に時間を共有したことが、その後の財産になっているように思う。

昔話に花が咲くが、一番興味があるのは、友が今何を考えどう行動しているか、限られた残り人生をどう生きようとしているかということである。皆色々な課題を抱えている。40年以上前の友の姿が時折よみがえり、それと対比したりもする。

「また会う約束などすることもなく、それじゃまたなと別れる」

誰かが誰かに会いたくなった時が、また会う時だと思う。

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