巨峰が病気になる 6月17日

懐かしい時を求めて

毎朝庭に出ては、見たことがない虫が訪れていないか、花が蕾をつけたか・咲いたか確認し、最後に果実の成り具合を見る。

楽しみにしていた巨峰の実に黒い斑点を見つけてネットで調べ、病気であることが判明してがっかりした。

「黒とう病」というらしい。「雨で菌がどんどん拡がるため、発見したら即処分」とある。「処分の際は密封」とも。マルベリーに続いて巨峰も駄目か…

駐輪場の屋根の下を見ると、「雨で菌が拡がる」との通りなのか、実は綺麗である。ちょっとホッとする。

とはいえ7割ほど処分することに。親戚や友達に差し上げようと思っていたのに残念でならない。

現時点で健康な実はこれだけ。全て駐輪場の屋根の下の実である。

予防と殺虫の両方に効果があるとされる殺虫剤「オンリーワンフロアブル 」を買って散布。ほんとうはもっと早い段階で散布しなければいけなかった。10日後に2回目、そのまた10日後に3回目と、計3回までの散布のようである。

散布の直後に自転車カバーの上に毛虫(ブドウスカシクロバの幼虫)を発見。毛虫には即効性があると思ったが、毛虫に直接農薬を散布しても元気に動き出す。昨年別の農薬を散布した時は、パラパラと大量に落ちてきて苦しんでいたのだけれど、希釈を間違えたかな。

「黒とう病」の菌以外にも、ブドウスカシクロバの幼虫などに葉を食べられることにより実の成熟が妨げられてしまうから安心はできない。

この巨峰は15年ほど前に苗木を買い、ほったらかしで忘れかけていたのが昨年突然美味しい実が成った。まぁ今年もオマケのようなものだ。来年こそたくさんの実を成らせて身近な人に食べてもらおう。なるべく農薬は使いたくないけれど、早い段階で散布することになりそうだ。

<追記>6月25日

葉に虫の食痕があり見ていると、腕がピリピリと痛痒くなってきた。ブドウスカシクロバの幼虫が毒針を飛ばしたなと思って、少しだけ虫を退治する農薬を散布した。黒とう病の農薬を2日後に散布するので、控えめにしておいた。相変わらず駐輪場の下の実は健康そうで安心したが、油断はできない。

昨年の写真

昨年のことを追記しておく。

ブドウスカシクロバも拡大して見れば、悪気のない顔をしている。巨峰の実が成るとも思えなかったため、それまで葉っぱは好き放題食べさせていた。

ブドウスカシクロバの幼虫
ブドウスカシクロバの幼虫の顔

ところが昨年、毛虫に触らなくても、ブドウ棚の下を通るだけで、風でその毒針が飛んでくるようになった。子どもや孫のことが心配になり、殺虫剤を撒く決断をした。

ブドウスカシクロバの毒針が肌に触れ腫れたところに薬を塗った

大量の幼虫を退治することで葉が残り、実に栄養が回るようになった。

ブドウスカシクロバの幼虫

見た目以上の十分なおいしさだった。

巨峰の実

今年もちょっと学習した年。来年こそは!

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