車のない生活 7月19日

バイク

車が故障して修理に出し2回目の朝を迎えた。

修理不可能ということはないだろうが、どれくらいの費用がかかるかが問題だ。金額によっては廃車にすることも考えている。

今日は隣町の眼鏡屋に注文した偏光グラスを取りに行かなければならない。まぁ、車で15分もあれば着いてしまうから、原付バイクでも何ら問題はない。

眼鏡屋に寄ったあと、久しぶりに林道を走った。いつも通り、すれ違う車も人もない。木陰に入れば猛暑が嘘のように涼しい。植物や虫や鳥を眺めながら走るので、時速20キロくらいがちょうどよい。他人がいなければ、その速度でも迷惑はかからない。

自分が住む街を遠くから眺める。多くの人が働いて必死に生きている。

茶畑を見下ろし、写真休憩。あらためてわが町はお茶の風景だらけだと思った。

今日は分岐を東光寺方面に進み、東光寺にお礼の参拝をする。

そこから少し西の畑に、過日ニホンカモシカを見たが、今日は何もいない。

ちょっと走っただけだが、用事を済ませるために下っていく。

予約した図書館の本が公民館に届いたので借りた。石田徹也の画集2冊がバックパックに入るか心配だったが大丈夫だった。

次に調味料を買いたかったが、バックパックの空きに余裕がないため一旦家に帰り、玄関に本を置いてからスーパーへ。

今日は「阿部ごはん」に入門する。本の表紙に「世界一美味しいプロの手抜き和食・阿部ごはん」「食品のプロが15年かけて考案した魔法の調味料で時短。しかも無添加」といったことが書いてある。

舌が肥え人一倍健康に気を使っている先輩のおすすめ本である。これを身につけることで、私の料理はかなりグレードアップすると確信している。ふふふと不敵に笑ってみる。

その「5種類の魔法の調味料」を作るために、我が家にない「純米酒」「米酢」「米味噌」「りんご酢」を入手する必要があった。

バックパックを空にして買い物に出かけたものの、ビン類はズシリとして、車の時にはない重みを感じることになった。炭酸水とバナナジュース用のバナナを買い…帰宅後にビールを買うのを忘れたことに気がついたが、バックパックの空きはほとんどなかったため、忘れなかったとしても1~2本しか買えなかったわけだ。

家には他に妻が所有する車があるため、全くない状況とは少し違うが、車がないと日々こういう生活になるのだなと思った。

一方で、所有する大きなものが無くなることのプラス面も頭に浮かんだ。

駐車場スペースが減り庭を広く使える。経済的に楽になり、他のことにお金を使うことができる。自転車に乗ることになり健康的になる…

…楽しいのは想像している時だけかもしれないが。

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