一ノ蔵酒蔵 純米吟醸 蔵の華 9月23日

懐かしい時を求めて

友達から日本酒を頂いた。本当は一緒に飲みたかったが、友達は持病により酒をやめたので、彼の分も私が飲むことになった。

箱から瓶を出しラベルを見て嬉しくなった。純米であり吟醸であり、美味しいに決まっている。

それに一ノ蔵の酒は飲んだことがある。地元商店街の酒屋の息子が働いていると店主から聞き買ったのだ。いや少し違う。最初に飲んだのは、それよりずっと前で、仕事関係で飲んだ人が「一ノ蔵の酒の品質は年によるばらつきが無くて素晴らしい」というのを聞いて、直ぐに酒屋に走ったのだ。

本来、休肝日のはずだったが、頂いた酒を直ぐに口にしないのは友達にも酒にも失礼にあたるため、休肝は1日後ろにずらすことにした。

そして、こういう良い酒を五臓六腑に染み渡らせるにあたっては、酒器もそれなりのものにしないといけないといけないと自身を戒めた。やはり升だろう。

食器棚の奥から升を取り出す。

角に塩を盛る。

まずはそのまま冷酒を飲む。檜の香りが辛口の酒を引き立てる。

次に塩を舐めながら酒を口に含む。

この飲み方は危険だ。いくらでも飲めてしまう。塩辛が日本酒に合うのと同じだろうが、体に悪い。

一ノ蔵のホームページを見ると、この酒は「全国燗酒コンテスト2019『プレミアム燗酒部門』金賞」とある。それなら燗をして飲まないといけない。

ちろりで温め、お気に入りの志戸呂焼き猪口で口に含む。う~ん、いい。燗の方が私は好きだ。

空の小瓶があったら甥っ子にもおすそ分けしようと思っていたが、残念なことに小瓶がなく、最後まで私が責任を持って飲むことにした。

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