100均「セリア」に行きたくて、朝起きた時から開店が待ち遠しかった。
セリアは創作する人の力強い味方だが、しばらく足が遠のいていた。
陶芸で使えるものがあるに違いない。特に、粘土に模様をつけるものが欲しかった。
模様を最初から全て自分で描ききれば一番いいが、それは「いつかきっと」としておき、今日は既製品を使う。
何かの敷物にするレースのようがだが、これを粘土に押し当てて模様をつける。
蝶の押し型は、自分でつくろう。
蝶のシールを木に貼り彫刻刀で削る。前に油断して指をスパッと切ったので手袋をして、ゴーグルをつける。
あり合わせの杉の木口を削ったが、もっと硬い木の方が長く使えるし、削る面は木口でない方がいいかもしれない。
漆で固めようかとも思ったが時間がかかるので、今日はそのまま使うことにした。
数字などはシリコンモールドで粘土を固め、最後に圧着させた。接着面に空気が入っていると、焼いた時に割れる可能性があり心配だ。
クッキーみたいだ。食べられたらいいのに。
2時、5時、8時、11時…私のような控え目な時刻を記した。
粘土の重量にムーブメントが耐えられるだろうか。どんな針を取り付けようか。
その前に釉薬について考えないといけない。
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