チェキ専用の額縁

カメラ

久しぶりに木材で何かを作りたくなった。

きっかけは馴染みの喫茶店で木工家の人と話をしたことで、木工家のエネルギーが伝わり、急に創作意欲が湧いた。

その人は、かつみゆきおさんで、その喫茶店では椅子やテーブルなど、彼の作品が沢山使われている。

お値段はかなりするらしい。「かつみさんに何か作ってもらおうかな」と呟いたら、言下に数人が「貴方が買える価格ではない」と言って私の顔を見た。

かつみさんと話をしながら、椅子やテーブルを指さし「これは何の木ですか」と尋ねると、「何だったかなぁ」と言いながら木に顔を近づけ思い出しては答えてくれる。

遊びに行けば木材を譲ってくれるという。しかし常連たちが「やめた方がいい」と言う。猟犬を飼っていて、かつみさんと家政婦の人以外には噛みつくのだそうだ。噛みついたら離さない。何人も大怪我を負っているとのこと。かつみさん自身、治療費など60万円支払ったことがあると言っていた。

かつみさんが店を出てから30分後に私も店を出た。かつみさんの家に行くと言うと、常連たちが「自己責任で」と言い、呆れた顔をした。

カーナビで住まいにたどり着き電話をした。涼しくなる夕方から仕事をしようと言っていたから、作業中であれば携帯電話の呼び出し音は聞こえないかもしれない。耳が遠いから、気がついてもらうのは困難だと思った。

生垣の向こうに住まいがあるのだろうが、猟犬がどこにどんな状態でいるのか確認しないで近づくのは危険である。短パンの軽装は、どうぞ噛んでくださいと言わんばかり。重装備の上、双眼鏡を携えて匍匐前進して侵入するのが正しいのだろう。結局、その日は諦めた。1日命が延びた、ついていると思った。

さて木工である。かつみさんは端材で額縁を作っている。素人の経験では、木材の端を45度に切り、二つをピッタリ合わせるのは難しい。かつみさんに尋ねると、つなぐ二つの木材の外側に、髪の毛1本分の隙間を空けておくと言った。難しさが言葉に表されたようで、それなら木を接合するのではなく、木材に四角の穴を開けてしまえば、難しい作業はしなくていいのではないかと思った。

「(素人は納期もなく)時間がたっぷりあるんだから、のんびりやってみるといいよ」と言われた。

木材は「一位」を使った。

電動糸鋸は使わず、手動糸鋸とノミで穴を開けた。

窓の縁を少し削った。

漆を10回ほど塗った。

チェキの写真は、左右の余白部分が異なっている。そのことを考慮して板の裏側を削る。

裏蓋を止める木はアイスの棒。もったいなくて沢山とっておいたのだ。

友達が沢山写っている写真を入れた。

こんなに友達がいた時もあったんだなぁと昔を懐かしく思った。

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