オオスカシバの産卵 6月6日

懐かしい時を求めて

今年も庭のクチナシにオオスカシバが卵を産み付けにやってきた。

葉に何度も卵を産み付け、近くで見ている私を威嚇し、また産み付けるとどこかに飛んで行った。

クチナシの葉が今年も丸坊主になるなぁと思うけれど、大好きなオオスカシバならいいかとそっとしておく。

オオスカシバの産卵(動画)

<追記(6月8日)>後日、12㎜くらいの幼虫を発見したので記しておく。

ここからは以前の写真である。孵化した幼虫はこのように葉っぱを食べて大きくなっていく。

オオスカシバの幼虫

頭部を拡大して見ると、黄色のドットのカチューシャなんかしてなかなかおしゃれである。

オオスカシバの幼虫

尾角をフリフリしながら楽しそうに食事している姿は何とも可愛らしい。

オオスカシバの尾角

蛹に姿が変わっても、しばらくは触るとピクリと反転するので、ちょっとびっくりする。

オオスカシバの蛹

黒々としてくると、いかにも蛹らしい。

オオスカシバの幼虫

そして羽化。直後は翅に鱗粉がついている。

羽化直後のオオスカシバ

鱗粉を振り払って徐々に翅が透けてくる。「透かし翅」が名前の由来だろうか。

オオスカシバ

見る角度によって表情が変わるのもいい。

オオスカシバの顔

ワイルドだねぇ。戦闘機のよう。

オオスカシバの顔

羽化仕立ては動きが鈍いので、遊んでもらえる。ぶるぶるぶるぶる体を振動させ、飛び立つためにエンジンを温めている。

オオスカシバ

下から見ると優しい顔。

オオスカシバの顔

体が温まり、飛ぶ準備ができたみたい。楽しんでおいで。さようなら。

飛び立ったオオスカシバが帰ってきた。毎年やってくるのは我が家のクチナシを覚えているからだろう。すごく幸せなことだと思っている。

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