家族の時計の電池交換をするだけでも5種類のボタン電池が必要になる。
自分で交換するようになったのは費用が安いからで、ボタン電池1個あたりは100円前後。ただし特殊な電池は高価。それでもDIYの方が安いのではないかと思う。
たいていの時計の裏ぶたには、工具の爪を引っかけるところがあり、これまで何度も電池交換をしてきた。
ところが今回電池交換しようと思った時計には爪を引っかけるところがない。本体とふたの境目に工具を入れてみたが入らない。どういうことか。
しばらく考え、別の開け方、別の工具が必要になるのではないかと思いって調べると「やはり」だった。
こんな工具が必要になり取り寄せた。
工具を引っかける裏ぶたの凹みは時計により異なるようだ。私の時計は「四角」なので、それに合ったパーツを取り付けた。3か所取り付けることになっているが、私の時計の場合は2か所取り付ければ回転させるには十分だった。
工具を回すのにベルトが邪魔なので、このような別の工具を使ってピンを外す。少しピンをずらし…
残った部分をこんな工具に外す。
ピンはUの字になっていて、開いていない下側からピンを押し出すはずが、間違えて上側から押し出してしまった。ピンがなかなか出てこないので間違えたことに気がついたが、そのまま力を加えて押し出した。
ベルトを外して工具が使いやすくなった。工具の爪を裏ぶたの凹みに引っかけて回す。
裏ぶたが開いた。
新しい電池に交換する。
裏ぶたを閉めてベルトをピンでつなぐ。ピンを差し込む時は、Uの字の閉じた方から穴に入れる。
反対側、Uの字が開いていない方から見たところ。
工具を揃えておくと便利。電池が安いので一気に4本交換してしまった。
使わない先端工具は形状ごと袋に入れて保管することにした。
高価な時計は時計屋に任せた方がいいと思う。工具で時計に傷がつく場合があるし、作業環境によっては時計内部に埃や湿気が入る可能性もある。私の時計は安価なものばかりなのでDIYで十分である。
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