友達の職場で家具を処分するというので、棚とテーブルをいただいた。
「大人の隠れ家」で使おうと思っていたが、計画が遅れており、自宅に設置した。
組み立て式の棚は、軽自動車の後部座席を倒してやっと載せることができた。
家に持ち帰り組み立ててみると、部屋の雰囲気がガラリと変わったから不思議だ。
家を建てる際、できるだけ家具を置かなくて済むよう、どの部屋にもクローゼットを設けている。また、地震のことを考え、特に背丈の高い家具置かないようにしてきたから、設置には迷いがあった。
友達が私に声をかけてくれたのは「制作した漆器などを展示するとよい」という勧めからだったが、展示するほどの作品はないので必要ないと思っていた。
しかし自宅でこっそり並べてみると、何だか作品の価値が上がったように錯覚するから面白い。
置き場所に困っていた真空管ラジオもピタリとはまった。
カリンバを並べ、化石なども置いてみた。飽きたら入れ替えればいい。
漆や木工に関する実用書が手に取りやすくなったのもよかった。
本棚の前にテーブルを置いた。大きすぎると思ったが、実に使い勝手がよい。ここでビールを飲みながら読書もいいな。
眠くなったら向こうのソファでゴロリと横になる。「大人の隠れ家」を模索している感じである。
これだけ大きいものが部屋に入ったのだから、何かを処分しないといけない。
大量に処分したのがクローゼットの衣類。こんなにもハンガーが不要になってしまった。
ミニカー、雑貨など、段ボール3箱分を甥にもらってもらうことにした。
家具を組み立てている時、応援してくれる友達の気持ちが嬉しくて、涙が込み上げてきた。
友達の期待に応えられるような美しい漆器を作りたい。
今、色漆で木目を際立たせる方法を試行錯誤している。いい感じになってきた。
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