革のお散歩ラジオ

ラジオ

革のラジオを作ってみます。型紙を組み立ててイメージを膨ませ、正面をどんなデザインにするか考えました。

先生に作りたいものを説明し、革を選びました。型紙に合わせてカッターで切ります。

「色どうする?」と聞かれ、何でも試してみようと緑の染料で染めることにしました。

刷毛に水をつけて革を濡らしてから薄めた染料を塗ります。水を浸けないでいきなり濃い染料を塗ると、ムラが多くなるようです。

何度か重ね塗りしましたが、均一にはなりません。失敗したかな、塗らない方がよかったかなと思いました。

自然乾燥させます。乾くと色が少し薄くなります。

再び革を水で濡らし、傷がつきやすいようにします。

下絵の上にセロファンを敷いて鉄筆で下絵をなぞります。

絵の輪郭線を引くことができました。

アクリル絵の具で色をつけます。

先の細い筆を持っていることを突然思い出しました。

金色を下地にすると発色がよいと教えてもらいました。

蝶や花は、押し型を使いました。

数字と英字、丸はテンプレートを使いました。

裏側の電池蓋には葉っぱの型を押して金色に塗りました。

ベルトのバックルをどういう順番で縫って取り付けるのか、持っているバッグを何度も見て考えました。ベルトの縁に穴を開けて2本の針を使ってクロスに手縫いします。

一度に10個の穴を開けることができる菱目打ちを買いました。ただ、均等に力を加えるのには慣れが必要です。

「4」という数字は、穴の中央から隣の穴の中央までの長さが4㎜ということを表しています。

先生が使っていたのと同じで、また、どなたかのブログで「4㎜感覚が一番綺麗で好きだ」というのを読んで選びました。

FMアンテナをベルトの中に隠して縫います。

120㎝のベルトを手縫いで往復し…240㎝塗ったことになりますが、縫い終わったらぐったりしました。この日は朝からラジオづくりに取り組み、妻から「もう23時を過ぎてますよ」と言われて我に返り、続きは翌日にしました。

日が変わってフレッシュな気分でベルトを本体側面に縫い込みました。

「ねじネン」という道具で穴を開ける位置を線引きしてから、2.5㎜の穴あけポンチで穴を開け、2色の革紐をクロスさせていきます。

ぎりぎりで板が入りました。スピーカーは磁石で取り付けてあるため、衝撃により外れて下に落ちる可能性があります。それを防ぐために仕切り板を取り付けました。

基盤側はこのようになっています。

最後の面を縫ってしまうと、もう簡単に修理はできません。ネジがしっかり締まっているか確認し、お別れを告げました。「さようなら」

肩にかけて持ち運べるラジオです。世間では、お散歩ラジオというのでしょうか。

横から見たところ。

裏側には電池交換用の窓があります。ボタンを取り付けました。

横から見たところ。

出来上がりました。

「先生完成しました!」と写真を送ったら、「艶出し塗料を塗れば、いよいよ完成ですね!」と返信があった。

あれ、まだやることあるの…

「近日、艶出し塗料を借りに(もらいに)行きます」と先生に連絡をした。

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