阪神タイガースのリーグ優勝の日が近づいてきた。
クールを装ってきたが、マジックが5ともなれば血が騒いてしまう。
絶対的エース、絶対的クリーンアップが不在なチームゆえ、短期決戦のクライマックスシリーズには大きな不安がある。まあ負けたとしても、来年以降の課題としてさらに強いチームづくりをしていけば、黄金期を築ける可能性もある。
もう何年も前から欲しかったヘルメットを注文した。今持っている2つのヘルメットは廉価版でサイズが小さすぎる。体にフィットするヘルメットを被って正しく応援しよう。20,900円もしたけれど、優勝記念、ご祝儀だと思えば安いものだ。受注生産のため納期までに60日。日本シリーズに間に合うだろうか。
無職無収入の私がポンとグッズを買ってしまうくらいだから、「阪神タイガースが優勝した場合の経済波及効果はワールドベースボールクラシックどころではない」という新聞記事の試算は正しいと思う。
そう、私は被り物が好きだ。好きだけれど頭が大きいので苦労する。
同窓会で再開した女性に「貴方は『無駄なことにお金を使う人』という印象が残っている」と言われ、何をもって無駄というのか問うたところ、「バイキングが被る角がついたヘルメットを買ったのを見て、なぜそんなものを買うのか理解できなかった」と言われた。なるほど。しかし私にはその角は魅力的で、なくてはならないものに思えたのだ。
職場の旅行で東尋坊に行き、竹を編んだ笠を買った時は、後輩の女性に「なぜそんなものを買うのか」と聞かれた。しかし私からすれば、その笠の機能性になぜ皆が気づかないのか、なぜ皆が買わないのか不思議でならなかったのだ。
そうそう、阪神の話。「阪神タイガースが優勝したら阪神ファンだけで飲みに行こう!」と友達に誘われ、さらにテンションが上がっている。
ヘルメットを被って飲みに出かけたいが間に合いそうにない。ヘルメットは頭部を守ってくれるから、酔って歩いている時に地震などが来ても安心である。ヘルメットを被った私を見て、多くの人が真似をするのではないかと思っている。
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