独身者のための料理 11月12日

懐かしい時を求めて

友達が13時過ぎに駅に降り立つというので車で迎えに行った。予定の時間が過ぎても姿が見えないのでメールすると、駅の反対側で私を探していたのだった。そうか北口と南口があったんだ。案内不足を詫びて再会。

大きな荷物を持っていて、いったいどこからやって来たのか、この後どこへ行くのか尋ねると、これからホテルにこもって論文を仕上げないといけないとのことだった。

大学教授も楽じゃなさそうだ。学部長を務め忙しくてたまらないという。

「今日しかお会いできる日がなくて、急のお願いですいません」

「忙しいのは結構なことですよ。善は急げといいますしね」

「全く儲かりませんがね」

朝食はカップラーメンだったという。やっぱりねと思った。

友達に手作り料理を食べてもらえるのは嬉しい。

かぼちゃ煮とポテトサラダ、ミョウガとセロリのピクルスは前夜に作っておいた。カイワレ大根をハムで巻いてプレートに乗せる。

「うまコク肉なす」は、「安部ごはん」のレシピである。家族にも食べてもらえるよう、ナスを倍の4本にする。ごま油でショウガ、ニンニク、長ネギ、豚のひき肉、ナスを炒めた。魔法の調味料「甘みそ」と酒、それぞれ大さじ2で味をつけている。

「鶏の照り焼き」は、鶏のもも肉を炒めた後、すし酢でひたひたにし、汁が無くなりかけたところで醤油をぐるりと2周かけ、混ぜ合わせて完成。味が濃いのでレタスと一緒に食べるのがいい。

「レンコンの梅サラダ」は、レンコンを酢水にさらした後、酢水を沸かして2分程煮る。シメジをフライパンで炒める。ブロッコリーを2分茹でる。水菜とトマトを添えて完成。ドレッシングは叩いた梅干し1個、酢大さじ2、サラダ油大さじ2、醤油小さじ1/2、塩コショウ少々。

刺身にミョウガを添え、枝豆を最後に追加した。

エビスビールで乾杯し、酒は過日友達からもらった秋田の刈穂純米吟醸だ。秋田出身の友達が、秋田の知らない酒を美味しそうに静岡で飲んでいるのが面白かった。

秋田の話をもっと聞きたかったが、大学の話が多くを占めた。

県内の大学で教えながら、週に1度大阪の大学でも教壇に立っている。だから手土産のハッピーターンは大阪限定のものだったんだと納得。

美味しくて、ついつい食べ過ぎてしまう。

ポラロイドカメラで妻に記念撮影してもらい終了。楽しい日になった。

コメント

タイトルとURLをコピーしました