友達の家で掛け軸を見せてもらい、鳥の絵が欲しかったけれど、鷹の絵にはときめかず、その次に見た鹿の絵を譲ってもらった。
鹿の目って、こんなにアニメっぽかったかな。まるでウイリアム・スタイグの絵本に出てくる動物のようで気に入ってしまった。
後ろ足
前足
落款
箱に小さなラベルが貼られ、「冨田渓仙先生 鹿ノ図」と書かれている。
冨田渓仙は1879(明治12)年~1936(昭和11)年に生きた日本画家で、「渓山人」という別号もあるらしい。
箱の中に箱が入っている。「昭和二」の後は読めない。
誰が描いた絵であろうと、大事なのは好きかそうでないかであり、躍動感あふれ、しかしアニメっぽい目をした鹿がすっかり気に入ってしまった。
鳥もいいけれど、鹿もいいと、眺めている。
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