陶器のラジオが完成した。
粘土で成形し、素焼きして釉薬をかけた。
市販のキットをコンパクトに組み立てた…つもりだった。
しかし予想以上に縮んだ。幅15.5㎝から13㎝ちょっとに。そのまま入らないこともないが、基盤を小さくしてスムーズに収納できるようにした。電池交換の時に基盤を出す必要がある。
焼きあがったのを見て、最初はがっかりした。というのも、次の写真のような、パステルカラーのレトロ調にしようと思っていたからだ。
先生に聞けば、赤い粘土では、釉薬は全体的に黒くなる。模様がある部分は瑠璃で、白い粘土の場合(前の写真)とは大違いだ。一つ勉強したが、慣れてくるにつれ、この風合いも重厚感があり悪くないと思えてきた。
スイッチにドングリを被せた。チューニングダイヤルとボリュームダイヤルは「ながらみ」を使って、人工的なものがなるべく目に触れないようにした。いずれも艶出しと強度出しのために、マニュキュアを塗っている。
土台は「おにぐるみ」の板を電動糸鋸で切り、漆を塗った。
音は、これまで作った木工漆や乾漆のラジオとは違う。陶器の中で共鳴しているのだろうか。
もう一度、陶器でラジオをつくってみようと思う。形をイメージしたが、スイッチ類をどうするかが決まらない。
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